日本応用数理学会誌2007年6月号 |
作成日:2006-08-18 最終更新日: |
論文誌に、在庫システムに関する論文が載っている。調べてみたいと思ったが、長らく放置してしまっていた。 今改めて論文誌を見ているが、難しい。私が理解できるのは、経済的発注量のごく簡単なモデルまでである。
経済的発注量は次のように説明される。
`hat Q = sqrt((2RC)/(P i))`
ここで、変数と定数は次の意味で用いられている。`hat Q` :経済的発注量、`R` :年間推定所要量、`C` :1回の発注費、`P` :購入単価、`i` :年間保管比率。
上記経済的発注量の式の導出は
総費用=購入費+発注費用+在庫費用 (*)
という式を発注量 `Q` の式として表し、総費用を最小化する `Q` の値を求めることになる。 それには(*) の右辺を `Q` で微分し、その微分した式 = 0 となる `Q` を求める。これは、(*) の左辺の総費用が最小となる `Q_(min) = hat Q` を求めたことになる。
この式は人により定義がまちまちであるので気をつけなければならない。
在庫管理の理論は、たとえば下記のページに挙げられるものがある。
http://www2.rku.ac.jp/takada/logist/plan_zaiko.html
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