日本応用数理学会誌2000年3月号

作成日:2006-08-18
最終更新日:

論文誌のとびらの言葉

構造物の設計における「信頼性設計法」について、述べられている。 この方法は、外力を確率論的に設定することに特徴がある。 その結果、外力を受ける構造物の応答も確率分布となる。 この分布を各種の統計量によって評価して、構造物の機能、 特性を考慮して、より合理的に設計しよう、というものである。

この言葉は、阪神・淡路大震災より後のものである。

今、これを書いているのは、耐震強度偽装事件の後である。 自分は構造物の設計をまったく理解していない。 学生時代の材料力学の試験を1度落としたほどだ。 ではあるけれど、構造のなんたるかを理解したいと思うし、 「信頼性設計法」が発展し、うまく適用されているのかを知りたいと思う。

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MARUYAMA Satosi