日本応用数理学会誌1998年6月号

作成日:2006-08-18
最終更新日:

論文誌のとびらの言葉

著者の在籍する大学で数学の講義時間が減少した。さらに、 大部分が必修から選択へと変わった。これらの現実から、 数学教育が破綻に瀕しているとする。

あくまでこれは個人的な印象なのだが、 大学で学んだ数学が社会人になってから直接活用できた例はほとんどない。 ただし、社会人になって必要となった数学はそのときに学んだ。 学べたということは、大学時代数学を学んでいたことの素地があったからなのか、 これは、私にはわからない。 わからないからこそ、今まで数学が教えられ続けてきたのだろうし、 また新たに削減の対象となったのかもしれない。いずれにしろ、 私にはわからない。

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MARUYAMA Satosi