日本応用数理学会誌1996年3月号

作成日:2006-08-18
最終更新日:

論文誌のとびらの言葉

「企業経営に活用される数理技法」という表題で、 次のプロセスが述べられている

  1. 経営目標の定式化。経営環境や企業構造のモデル化
  2. 上記モデルの最適解導出
  3. 最適解の吟味と実行可能生検証
  4. 経営者への効果的なプレゼンテーション

私が思うに、これらは夢物語である。数理的には、 どうにもモデル化はできないからだ。 かりにモデル化ができたとしても、経営者はわからないだろう。 数学モデル、と聞いた途端、経営者の思考は停止するに違いない。

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MARUYAMA Satosi