韓 太舜,小林 欣吾:情報と符号化の数理 |
作成日:2011-11-20 最終更新日: |
本講座の中で一、二を争う本の厚さである。同名の本が同じ著者らで培風館から出ているが、 この本の誤植を訂正した上で、AIC と MDL の比較に関する議論を付け加えたということである。
MDL 基準についても触れられている。 素人の私が困るのは、実際に統計に活用しようとしたとき、(8.4)などの計算式で、 符号アルファベットの大きさ `K` をいくつにすればよいのかわからないことである。
この点に関しては、(8.23)式で「ここでは、議論を簡単にするために対数の底 `K` を `e` とした」とある。 そんなにあっさり、言っていいのだろうか。もっとも、そう言ってもらわないと、 実際には計算できないのであるから、これでいいと思う。
数式表現には、MathJax を用いている。
書 名 | 情報と符号化の数理 |
著 者 | 韓 太舜,小林 欣吾 |
発行日 | 1994 年 2 月 10 日 |
発行元 | 岩波書店 |
定 価 | 円(本体、3冊合体時) |
サイズ | A6 判 ***ページ |
ISBN | 4-00-010518-3 |
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