概要
エス―和を中心に、コンパクトな中に的確な語を収めた辞書。 和―エスもある。 また、付録としてエスペラント文法も述べられている。
感想
私はこれ以外のエスペラントの辞書を持っていない。本当は、いろいろな辞書を比較して結論を出したいが、それができない。
以上、比較できないことを棚に上げて言うなら、まずはこの辞典を使うだけでも大丈夫だろう。
ただ何分にも古い辞典であり、現代のエスペラントの先生の指摘も参考にするとよいだろう。 例えば、阪直先生の「やさしい作文教室」(plaza.harmonix.ne.jp)で、この辞典に関して次の指摘をしている。 こういうところを訂正しながら使い続けるというのも一つの手である。
- 以前は konatulo を使う人がいたので,三宅小事典には konatulo = konato が載っていますが,Butler のエス英では konatulo を使わないように指示しています。 (丸山注:これは、konato で既に「知り合いの人」という意味があるため、人を表す接尾辞 -ul- を使うのは余計である、 という意味)。
- 三宅小辞典やエス日辞典では, monpapero = papermono と示されていますが,これは誤りです。 (その後続けて、阪先生は、<紙幣のことは、普通は monbileto か bankbileto を使って言うのがよいでしょう。>と言っている)
- しかし,古い辞書(三宅小事典,『日本語エスペラント辞典』の初版,など)では,「eble = おそらく,多分」になっているので訂正しておくとよいでしょう。 (丸山注:eble は日本語の「おそらく、たぶん」よりさらに確実度が少ない場合に用いる。ひょっとすると、ぐらいの確実度である)。
書誌情報
| 書名 | エスペラント小辞典 |
| 編者 | 三宅 史平 |
| 発行日 | 昭和 40 年 2 月 15 日(第1版)、平成 3 年 1 月 30 日第 40 版 |
| 発行元 | 大学書林 |
| 定価 | 3800 円(本体) |
| サイズ | 519ページ、16 x 10 x 2.6 cm |
| ISBN | 978-4475000369 |