前田 肇、杉江 俊治:アドバンスト制御のためのシステム制御理論 |
作成日: 2013-02-10 最終更新日: |
最新の制御理論を勉強する学生や現実問題に適用しようとする応用研究書向けの入門書。 伝達関数の分解表現に関する内容を前半で、制御系設計論、特にH 無限大制御問題を後半で対象にする。
この本を買った理由は、私が勤務先で計測制御研究部というところに身を置いていながら、 制御が全くわからないのを恥じたからだ。 当時はH 無限大制御ということばが制御グループではやっていたので、 これについて説明している本を探していた。 しかし、古典制御、PID 制御まで忘れてしまったのは、適応制御の本で述べたとおりだ。 どっちにしろ結局わからずじまいだったのだ。
さて、ブロック図を書いてみた。古典的なフィードバック制御のブロック図だが、
今度は外乱を加えてみた。
C は Controller を、P は Plant を表すことは同じである。 そこに、d という外乱が加わることを追加した。別の本では、 d は直に P に作用するような矢印になっているが、 実質は同じである。
さて、H無限大制御とはどういうものか。それはこれからのお楽しみだ。
書 名 | アドバンスト制御のためのシステム制御理論 |
著 者 | 前田 肇、杉江 俊治 |
発行日 | 1989 年 9 月 25 日 |
発売元 | オーム社 |
定 価 | 円(本体) |
サイズ | A5版 |
ISBN | |
その他 |
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