服部 英雄:河原ノ者・非人・秀吉 |
作成日: 2012-12-23 最終更新日: |
河原ノ者とはなにか。非人とはなにか。綿密な実証研究とその具体例として豊臣秀吉の生い立ちを述べる。
歴史の本を読むのは久しぶりである。歴史はあまり好きではなかったし、思い切り分厚い。 ではなぜ買ったかというと毎日新聞の書評で気になり、 そのあとで初めて行った本屋でたまたま本書を見かけたからである。毎日新聞の書評はこちら(2014年5月3日現在リンク切れ)。
http://mainichi.jp/feature/news/20120520ddm015070032000c.html
読後感はどうだったかというと、ずしりと重かった。あとあとまで引きずるものが多い、 というものかもしれない。重いけれども決して不快な重さではなく、緊張感のある重さだ。
私は音楽を趣味としているが、音楽なんて高尚なものでは決してなく、 河原乞食みたいなものだと思っている。 この本を読んで、音楽を河原ノ者のように表現したい、そんな気持ちになった。
書 名 | 河原ノ者・非人・秀吉 |
著 者 | 服部 英雄 |
発行日 | 2012 年 4 月 |
発行元 | 山川出版社 |
定 価 | 2800円 |
サイズ | 713p, 20cm |
ISBN | 9784634150218 |
NDC | 210.4(日本史) |
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