降幡 正志:インドネシア語のしくみ

作成日: 2014-11-22
最終更新日:

概要

インドネシア語とはどんなことばなのか。

感想

ラテン文字系

インドネシア語はほとんど難しいところがない。これにはほっとする。

包括形と除外系

1人称複数の「私たち」は、聴き手を含むもの(包括系)と含まないもの(除外系)に分けられる。 たいていの言語では語彙としては分けられていないものが多いが、このインドネシア語は、ベトナム語などと同じで、 両者は異なることばである。インドネシア語では kita が包括系、 kami が除外系である。 ピジン語にも包括系と除外系で区別される。

兄弟姉妹の言い表し方

インドネシア語では、兄と姉は区別せず、ともに kakak である。 また、弟と妹も区別せず adik である。このような切り口は新鮮だ。 西洋ヨーロッパのことばでは、兄と弟を区別せず、また姉と妹を区別しないということは知っていたが、 長幼の区別のみというのもあるのだなあ。

書誌情報

書 名インドネシア語のしくみ
著 者降幡 正志
発行日2001年月日(発行)
発行元白水社
定 価1000円(本体)
サイズ
ISBN978-4-560-
その他越谷市立図書館で借りて読む。

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MARUYAMA Satosi