ラテン語は死語か。難しいのか。初歩の文法書。
やはりラテン語は難しい、というのが第一印象である。 ではなぜこの本を買ったかというと、エスペラントのせいである。 枝葉をそぎ落としたようなエスペラントを学んでいると、 逆に枝葉が茂っているラテン語にも興味を抱くようになるのが不思議である。
普通のローマ字だが、長母音や短母音を表すときの記号がコンピュータ上では出しにくい。
上部につく記号はマクロンというらしい。
ā, ē, ī, ō, ū, ȳ
上部につく記号はブレーヴェというらしい。
ă, ĕ, ĭ, ŏ, ŭ, ў
ŭはエスペラントでも使われている。
mihi の末尾の i は長短両方あるので、mihī でも mihĭ でもよいことを表すのに ī の上にブレーヴェを重ねた字が出ているが、 これはユニコードでは表せないのだろうか。みたことがない。 i に対して二種類のダイアクリティカルマークを重ねて表示できているのは、かろうじて ḯ (アキュートアクセントとウムラウト/トレマ)だけである。ī̆で我慢するか、を待つかである。
参考:http://titus.uni-frankfurt.de/unicode/unicsel/latkadd.htm より
E519 = 58649 ( );; 0069 0304 0306 = 105 772 774 ( ī̆ );; LATIN SMALL LETTER I WITH MACRON AND BREVE
書 名 | はじめてのラテン語 |
著 者 | 大西 英文 |
発行日 | 1997年4月??日(初版) |
発行元 | 講談社現代新書 |
定 価 | 940円(本体) |
サイズ | 新書判 |
ISBN | 4-06-149353-1 |
その他 | 古本屋で買う |
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