山田 昭男:ホウレンソウ禁止で 1 日 7 時間 15 分しか働かないから仕事が面白くなる |
作成日: 2015-05-16 最終更新日: |
「常に考える」習慣が、いい仕事に結びつく。
「常に考える」というのが、著者が創始した会社に貼ってあるという。 村上龍がこの会社を見学したときの話があるので引用する。
村上さんは「常に考えろ」という命令形ではなく、「常に考える」という現在形であるのが、とてもいいといってくれた。 たしかに、普通なら「常に考えろ」と書くだろう。
ちなみに、著者は正直にいうと、私はそこまで深くは考えたことはなかった。
と述べている。
さて、この挿話を読んで思い出したのが、 IBM の "Think" だった。これは命令形だが、英語を含む西欧語の命令形は日本の命令形ほど厳しい意味合いはない。 コカ・コーラの "Drink Coca-Cola!" と同じだ。 そして、IBM は管理が徹底している会社である。どうしてこうも違うのだろう。
「管理しないほうが人は働く」というが、これはどうなのだろう。働くように仕向けるのが管理ではなかろうかとも思う。 管理の定義がどうか、ということかな。 「管理コストはバカにならない」というが、これはわかる。それでも「不渡りは管理できないから、企業調査は禁止」というのには笑った。 その理由は同書を読んでほしい。
書 名 | ホウレンソウ禁止で 1 日 7 時間 15 分しか働かないから仕事が面白くなる |
著 者 | 山田 昭男 |
発行日 | |
発行元 | 東洋経済新報社 |
定 価 | 1500 円(本体) |
サイズ | A5 |
ISBN | 978-4-492-04472-8 |
NDC(6) | 541.6 |
その他 | 越谷市図書館で借りて読む |
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