エルネスト・サバト:英雄たちと墓

作成日: 2007-01-16
最終更新日:

概要

主人公の少女は父を殺し、自分も焼身自殺する。原因は何か。少女の恋人、 その恋人の知人らをめぐる様々な関係が明らかにされる。 全部で4部からなる。

感想

ラテンアメリカの文学を読む度に、日本の文学とは違う濃密さに疲れる。 残念ながら憑かれるところまでいかない。

この本の圧巻は、第3部の「闇に関する報告書」である。 主人公の父は盲へ異常な関心を持っていた。 この執念から作られた報告書は、おどろおどろしく、恐ろしく、こわい。

書 名英雄たちと墓
著 者エルネスト・サバト
発行日年月日
発行元集英社
定 価円(本体)
サイズA5判ページ
ISBN

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MARUYAMA Satosi