高橋 伸夫:できる社員は「やり過ごす」

作成日: 2013-02-03
最終更新日:

概要

やり過ごし、尻拭い、年功序列、これらのことばに積極的な意義を与える。

やり過ごしは評価されているのか

この本では、やり過ごすことを積極的に評価している。 まあ、これは有能な社員が、勤務先にとっての合理的な優先順位をつけ、 それに則って粛々と仕事をする、ということが有能な社員ということになる。

しかし、なかなか勤務先というのはそういうわけにはいかない。 やり過ごしたことに関して、「あれはどうなった」としつこく聞いてくる上司もいる。 これはこれで正しいことで、忘れずに遂行する、ということは大事なことだからだ。

私は「やっぱりやるんだったか」という後悔が働く場合もあれば、 「こんなのやらなくていいのに」という反抗の精神が働く場合もある。 まあ、「やり過ごしているから有能な社員だ」というのはあてはまらない。 逆は真ならず、だからだ。それでも、この本は私にとっての精神安定剤となっている。

関連リンク

書誌情報

書 名できる社員は「やり過ごす」
著 者高橋 伸夫
発行日2002 年 7 月 1 日
発売元日本経済新聞社
定 価600円(本体)
サイズ文庫版
ISBN978-4-532-19135-1
その他日経ビジネス人文庫

まりんきょ学問所読んだ本の記録 > 高橋 伸夫:できる社員は「やり過ごす」


MARUYAMA Satosi