松井 力也:「英文法」を疑う

作成日:2017-02-09
最終更新日:

概要

副題は「ゼロから考える単語のしくみ」

感想

なるほど、と思うことしきりだった。英語は難しい。この一言につきる。 もっとも、私に言わせれば、英語だけが難しいのではない。日本語だって難しいし、ドイツ語だって難しい。 エスペラントは無用な不規則性こそ少ない(皆無ではない)が、よりそれだけことばそのものが難しいことをわからせてくれる。

なお、この本は加筆されて、講談社学術文庫に「日本人のための英語学習法」として現在出版されている。 この学術文庫版の Amazon レビューに「題名から学習法を期待したのだがはずれていた」という批判があった。 もし、この新書からの加筆がそれほどでもないと仮定すれば、確かに学習法というものではない。 しかし、疑うことが学習につながる、といえば正しいともいえる。

書誌情報

書 名「英文法」を疑う
編 者松井 力也
発行日1999年3月20日(第1版)
発行元講談社
定 価640円(本体)
サイズ190ページ 18cm
ISBN4-06-149444-9
NDC(8版)835

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MARUYAMA Satosi