槌田 敦、槌田 劭(編):科学者槌田龍太郎の意見 |
作成日: 2015-11-24 最終更新日: |
帯から引用する。
現在 露呈された化学の悪の面に苦悩する化学者の間で 槌田 龍太郎〔大阪大学教授・理博,昭37年没〕が静かに想起されはじめた。 その到達した眼になる同時代批判と清冽な人生に現代にこそ一層光彩を放つ勁さと価値を見るかだろうか。
p.224 に「模倣と独創」という随筆がある。なかなか過激である。槌田はいう。日本人が模倣に長じているのは、一つは漢字のためである。
から始まり、漢字を廃止しなければ日本人の独創力は伸びないのである。
に至る主張は、鬼気迫るものがある。
私はこの論を読んで、社会学者の田中克彦が著した「漢字が日本をほろぼす」という本を思い出した。
書 名 | 科学者槌田龍太郎の意見 |
著 者 | 槌田 敦、槌田 劭(編) |
発行日 | 1975年 |
発行所 | 東京化学同人 |
定 価 | 1000円(本体) |
サイズ | A5版 |
ISBN | |
その他 |
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