糸井 重里:85 点の言葉

作成日: 2012-05-01
最終更新日:

概要

糸井重里の「萬流コピー塾」の一番最後のシリーズ。副題は「知的で口べたなあなたに」

感想

今までのシリーズと異なるところ

まず、出版社が異なる。今までは文藝春秋が出版社であったのだが、今回の出版社はネスコである。ただし発売は文藝春秋である。 それから、今回は連載時から抜粋されているということだ。私はすべてが見たかったのだが、いかんせんいろいろな事情があったのだろう。 そして、著者による、いくつか書き下ろしの論考が含まれている。

ピアノ

ピアノについてのお題がある。これについては、あたらしい哲学入門を参照してほしい。

どこまでずらせるのか

コピーの理解とは何か。そんな題を立てなくてもいいのだが、なぜこれが、このお題のコピーになっているかわからないものがある。 たとえば「カツ丼」のコピーがある。「勝新太郎、由紀さおり、黒柳徹子」の3人が出てくるコピーなのだが、何を意味しているのか。 勝新太郎はカツの音つながりだ。黒柳徹子はタマネギ頭だからだろう。 ではなぜ由紀さおりなのか。消去法でいくと由紀さおりにはタマゴなのだが、なぜかわからない。Google で調べてみると、 由紀さおりは「タマゴに目はな」という本を出している。これのことか。

欲しいもの

お題の最初で、糸井や読者が欲しいものをつぶやいている。糸井のつぶやきに、「なかなか味のへらないガム」というのがある。 そういえば最近出てきたな。

関連リンク

書 名85 点の言葉
著 者糸井 重里
発行日1989年4月14日
発行元ネスコ
定 価1200円(本体)
サイズ317ページ 21cm
ISBN 89035414

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MARUYAMA Satosi