プロジェクトマネージャ試験なんて

作成日:2000-07-01
最終更新日:

情報処理技術者試験には、プロジェクトマネージャの分野がある。 プロジェクトマネージャ試験を受ける前、こんなことを思っていた。

高度情報処理技術者試験−資料集(http://itee.org/reference/, 現在はリンク切れ) にプロジェクトマネージャほか、論文の試験の題目がある。 これをもとに論文をいろいろでっちあげることにしよう。

それにしても、準備をして書くというのを、一度してみたいな。 書くことそのものは別に苦にはならないはずなのだが。 時間をうまく捻出するのも、仕事ができるうちの一つなのだろうな。

そして、試験が終わってからは、こう考えた。 私はプロジェクトマネージャには過去3回挑戦した。 これは、2回受けて不合格だった、ということを意味している。 3回めはまだ合否がわからない。 おそらく、不合格だろう。

ところが、3回めは合格していた。

このプロジェクトマネージャーというものは、 試験だけでは実力を測れない最たるものだろう。 もちろん、技術も必要である。 しかし、実際のプロジェクトが成功したかどうかは、 技術以外の要素が大きいのではないか。

インターネット上で見かける資料を見ると、面白いことに気が付く。 経済産業省の 「情報処理技術者」の資格としてのプロジェクトマネージャという資格にたいして、 プロジェクト管理を説くページでは全く触れられていない。 逆もまた真なりで、 資格をとるためのページでは、 本来のプロジェクトマネジメントをどう進めるべきかという議論を全くしていない。

もちろん私みたいに、試験もだめ、 実地もだめという人間もいる。 それもごまんといるだろう。 私的にはいてほしい。というのは、自分だけではないという慰みになるからだ。 しかし、世の中にはいてほしくない。

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MARUYAMA Satosi