二村 良彦:プログラム技法

作成日: 2000-05-07
最終更新日:

駆け出しのころ

私がプログラマとして駆け出しのころに買った、愛着のある本だ。 この本を買ったきっかけはこうだった。

私は会社へ入っても仕事になじめず、ただただ当惑するばかりだった。 そこでさまざまな現実逃避を試みた。 その一つが数学への没頭だった。没頭という大げさなことではないが、 毎月数学セミナーを買ってその問題の中で遊んでいた。 さて、数学セミナーの別冊に、 「数学とコンピュータ」という6巻組のムックが出ていることがわかった。 この別冊をすべて買って読んだところ、プログラマの適性を計るという記事が目にとまった。 この記事の著者が二村さんだった。よいプログラマと悪いプログラマの差は極端である、 というのが趣旨だった。いくつか参考文献が挙げられていて、ご自身の本が一冊だけあげられていた。 それがこの本である。

この本は PAD の本として知られているが、それよりなにより、 正しいプログラムの書き方を教えてくれたということで私にとっては意義深い本だ。

この本では数々の問題とその PAD 、プログラムが解説されている。 その中の p.89 にある<〔問題8〕平方数の和>について、 複数の言語でプログラミングをしてみた。お暇な方はどうぞ(2020-10-05)。

書誌情報

書 名プログラム技法
著 者二村 良彦
発行日
発行元オーム社
定 価円(本体)
サイズ判 ページ
ISBN

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MARUYAMA Satosi