マサイアス フェライセン, ダニエル・P. フリードマン : Java とピザとデザインパターン

作成日 : 2011-07-24
最終更新日 :

概要

対話式の Java と デザインパターンに関する入門書。

感想

風変わりな題名だが、原題は、A Little Java, A Few Patterns である。 ちょっぴりの Java 、ちょっぴりのパターンというところか。

何回か読んで挫折して、今度も挫折した。 というのも、やはり英語圏のにおいや数学のにおいが大いにするからだ。

まず、第1章から読む。すると、調味料が出てくる。英語で調味料は Seasoning であり、 これらの個別の例として Salt (塩)や Pepper (コショウ)があったりする。 確かに塩やコショウは調味料なのだが、英語の単語テストを受けているような気分になる。

次に座標系が出てきて、カルテシアン距離ととマンハッタン距離が出てきて、 これは数学を少しかじった人でないと敷居が少し高い。 もっとも、カルテシアンは直線距離、マンハッタンが碁盤目距離とわかれば 意欲がある人であればついていけるだろうが、私は少し身構えてしまった。

そうして、次に自然数の構成法のようなクラスが出てくる。 つまり、Num という抽象クラスに、Zero という Num の拡張クラスと、 OneMoreThan という Num の拡張クラスを作る。そうすると、 2^32 までの整数が定義できることになる。これには参った。

次の第2章は、ケバブ(串焼き)が出てくる。 すると、串焼きの材料の英語名を覚えるのが大変だ。

第3章ではピザが出てくる。ここで、ピザが本の題名に使われたわけがわかる。 ピザの項でこんなコードがある。


class Crust Extends Pizza {
}

この Crust ということばがわからない。調べると(ピザなどの)生地を表すようだ。 第4章以降もなにかしら食べ物に関するクラスが出てくるので、理解するにはそれからだ。

書誌情報

書 名Java とピザとデザインパターン
著 者マサイアス フェライセン, ダニエル・P. フリードマン :
訳 者庄司 速人、庄司 裕子
発行日
発行元ソフトバンク
定 価円(本体)
サイズ??版
ISBN???
その他??

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MARUYAMA Satosi