アンドリュー・ハント,デビッド・トーマス:達人プログラマー

作成日: 2000-05-07
最終更新日:

プログラム道の伝達

ワインバーグやプローガーのように、よい文章を書いて伝達する方々がいる。 ワインバーグは「ソフトウェア文化を創る」の一連の本で、管理の大切さを説く。 しかし、管理ということばを聞いただけで、プログラマーは首をすくめる。 なぜ管理されなければならないのか。 そして、プログラマー上がりのリーダーは喜びいさんでこう息巻く。 「さあ、これで前のリーダーではできなかった思い通りの管理をするぞ」 または、意気消沈する。 「管理されるのだけでも嫌なのに、管理をするなんてまっぴらだ。」 この本は、プログラマーの立場に立っている。プログラミングに関してはもちろん、 チーム作業や会社の仕事をもプログラマーの視点から記述されている。その意味で貴重だと思う。 この本には 70 の「ヒント」が載っている。それぞれのヒントをかみしめながら仕事をしていこう。

補遺と実践

さて、この本の要約や、本文に記述し切れなかったソースコード、補遺などが次のサイトにあった。
http://www.pragmaticprogrammer.com/
現在は下記にある。
https://pragprog.com/book/tpp/the-pragmatic-programmer

このサイトから、ヒントのみを抜粋したページに行くことができる。そのページの HTML を見た。 このソースは一つ一つの table の td エントリーごとの大きさと背景の色、フォントの種類、 大きさを指定しているのであった。達人プログラマから見れば、これはおかしい。 ヒントの 11 にひっかかる。このヒントは "DRY ... Don't Repeat Yourself" である。 もちろん、このソースは自動的に生成されたものであることは間違いないだろう。 ヒントの 29 に、「コードを生成するコードを作成すること」とあるからだ。 しかし、DRY のヒントをもっとすっきりした形で実現する方法がある。 CSS (Cascaded Style Sheet) である。この訳書の 257 ページで 言及してあるではないか。

多重付記

ストループ効果

プログラミングにおけるストループ効果の解説があることを発見した。 同書の p.253 から引用する。

意味のない名前よりも始末に負えないのが誤解を招く名前です。だれかが既存のコードを指し示しながら、 「この getData というルーチンは、ディスクにデータを出力してたんです」と矛盾の指摘をしている光景を目にしたことはないでしょうか。

同書で言及しているストループ効果は下記にある。
https://pragprog.com/the-pragmatic-programmer/stroop-effect (2016-07-31) 。

書誌情報

書 名達人プログラマー
著 者アンドリュー・ハント,デビッド・トーマス
発行日
発行元ピアソン・エデュケーション
定 価円(本体)
サイズ判 ページ
ISBN

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MARUYAMA Satosi