全文検索システム Hyper Estraier

作成日 : 2025-06-18
最終更新日 :

全文検索エンジンとして有名な Hyper Estraier を調べた。

なぜ Hyper Estraier か

Hyper Estraier を選んだのは、Namazu に不満があるからだ。それは、Unicode を扱えない、ということである。Faure の é も、Dvořak の ř も扱えないのが残念だからだ。 Hyper Estraier なら扱える。もう一つの不満は、Namazu が長い間最新版が更新されないということなのだが、これは Hyper Estraier も同様である。 本当は、私のホームページの程度の小規模な WEB ページを扱えるぐらいで設置が簡単なシステムがいいのだが、私の力ではなかなか見つけられなかった。

WSL2 Ubuntu 22.04 へのインストール

まず、Hyper Estraier が WSL2 Ubuntu 22.04 にインストールできるかどうかを調べた。

(Hyper Estraier の)イントロダクション(dbmx.net) には次の注意書きがある。

Hyper Estraierは、以下のライブラリを利用しています。予めそれらをインストールしておいてください。

QDBM

libiconv と zlib は(たぶん)大丈夫だ。QDBM はいくつかの場所にある。 QDBM: Quick Database Manager(dbmx.net) から入手できる。 sourceforge にある QDBM (https://sourceforge.net/projects/qdbm/) はバージョン 1.8.77 なのでこちらは使わないように注意すること。tar.gz をダウンロードし、解凍したディレクトリで下記を行う。

$ ./configure --enable-zlib  

正常に終わったようだ。ビルドしてみる。

$ make

いくつか警告は出るがコンパイルできた。次にテストをしてみる。

$ make check
  (中略)
  .make: *** [Makefile:311: check] Segmentation fault (コアダンプしました)
  

QDBM は大丈夫なのだろうか。不安になってきた。それでもインストールしてみる。

$ sudo make install
    (中略)
    #================================================================
    # Thanks for using QDBM.
    #================================================================
  

Hyper Estraier

Hyper Estraier のバージョンは 1.4.13. である。

$ ./configure  

正常に終わったようだ。ビルドしてみる。

$ make  
#================================================================
# Ready to install.
#================================================================ 

テストはどうか。

$ make check
(中略)
make: *** [Makefile:276: check] Segmentation fault (コアダンプしました)    

やはり QDBM のテストで core dump が出たのは失敗だったのだろう。だから同じことがおきたのだ。

こんなページがあったので残しておく。
Oralce Linux8上でHyper Estraier/QDBMがコアダンプし動作しない (blog.osakana.net)

次のページもリンクを張っておく。
Debian 11 インストール・メモ(real-apple.sakura.ne.jp)

結局、QDBM はコンパイルせずに、Debian 11 インストール・メモのとおり、deb パッケージをインストールした。その結果、QDBM のコアダンプはなくなり、 また Hyper Estraier のコアダンプもなくなった。

テスト

上記イントロダクションに沿って、テストをできる環境を整える必要がある。読んでいくと、このようにある。

これで準備はOKです。Webブラウザで、「http://www.estraier.ad.jp/cgi-bin/estseek.cgi」にアクセスしてみてください。

ここではたと気づいた。私は WSL2 上でウェブサーバーを立てる方法を知らない。 Webブラウザで、「http://www.estraier.ad.jp/cgi-bin/estseek.cgi」にPython でプログラムを書けば動くのかもしれない。どこかでそんな記事を見た気がする。 しかし、それでいいのだろうか。少し考えて、Windows 11 で使ったことのある XAMPP を使うことを考えた。XAMPP のページを見てダウンロードした。

$ sudo ./xampp-linux-x64-8.2.12-0-installer.run

すると画面にインストール状況が反映される。私は WSL2 は CUI でしか動かしたことがなかったので、グラフィックスが出てきたのには驚いた。

さて無事にインストールができて、launch するか、と尋ねられたので Yes とすると画面が表示された。画面には次の3つのタブ

がある。デフォルトでは最初のタブが選ばれ表示されている。この画面には、次の 4 つのボタンがある。

ところが、どのボタンをクリックしても反応しない。困った。

仕方がないので、GUI ではなく、CUI でやってみる。

$ sudo /opt/lampp/lampp start
Starting XAMPP for Linux 8.2.12-0...
XAMPP: Starting Apache...already running.
XAMPP: Starting MySQL...already running.
XAMPP: Starting ProFTPD...already running.

ここで Windows 11 からブラウザを立ち上げ、 URL に http://localhost/ と入れてみると、自動的に http://localhost/dashboard/ にページが推移して、 Welcome to XAMPP の画面が出てくる。

さて、この画面を、テストしたい htdocs に割り当てるにはどうしたらいいのだろうか。少し考えよう。

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MARUYAMA Satosi