黒い家

作成日:2012-01-09
最終更新日:

あらすじ

保険会社の営業である若槻は、契約者の子供が死亡しているのを見た。若槻は疑念を抱いたが契約者はしつこく支払を求める。その後…

感想

この映画は怖かった、ひたすら怖かった。心臓の手術のあとで見たので本当に怖かった。 今でも耳に残っているのは、 しつこく支払を求める契約者を演じる西村雅彦が、契約金が降りていないことを知ってすごむ、 「そうか、まだなのか」のセリフだ。 なお、本当に怖いのは契約者の妻を演じる大竹しのぶのほうである。こちらはどう怖いかはここでは隠しておく。 若槻に扮する内野聖陽が、暑いなか電車に乗って契約者の家を訪問する映像も印象深い。 ついでに、早逝のプロ棋士である村山聖が、この映画の原作である小説である、貴志祐介の「黒い家」を愛読していたことをどこかで聞いたことがある。

この映画の監督が森田芳光だったことは、2012 年に初めて知った。この作品の前の「家族ゲーム」、 この作品のあとの「失楽園」を合わせて私が感じたことは、 何か感覚が止まっているようなシーンがどれにも共通しているということだった。

記録。2000年ごろ、草加の映画館で見る。

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MARUYAMA Satosi