ミュージック・オブ・ハート

作成日:2011-12-02
最終更新日:

あらすじ

ロベルタ(メリル・ストリープ)は知り合いのブライアン(エイダン・クイン)から、 ハーレムのヴァイオリン教師の職を紹介される。厳しい指導だったが、生徒から信頼されるようになった。 ある日、市の方針でクラス閉鎖が伝えられる。ロベルタはクラス存続を目指して立ち上がる。

音楽の感想 1

この映画は、昔ビデオに録画したのを見たことがある。10 年前だろうか。そのころのことをほとんど忘れていたが、 改めて録画しなおした。9 割忘れたが、 1 割は覚えている。

全体でバッハのメヌエットを奏する場面がある。練習ではひどいのに、本番では本当によくそろっているのは、 さすが映画である。それに、なんと場所がカーネギーホールである。映画ならではだろう。 このバッハのメヌエットは、序曲ト短調 BWV 822 から第7曲 メヌエット III というのが正式である。 タイトルこそ序曲だが、実際には 8 曲からなる組曲である。表題がト短調であるのに、このメヌエット3だけがト長調だ。 よく理由はわからない。

音楽の感想 2

クラス存続を目指すロベルタに、たくさんの援護が寄せられる。著名なヴァイオリニストが集まって、 バッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲第1楽章を合奏する場面は圧巻である。 さて、話は戻って、ロベルタからの知り合いをたどって、まず著名なヴァイオリニストのアーノルド・スタインハルトの賛同を得る。 このスタインハルトは映画でこういう。「俺の知り合いのフィドラーを紹介するよ」 このフィドラーはイツァーク・パールマンなのだが、フィドラーと来たか、ということで心が和んだ。 ヴァイオリニストじゃないんだな。

それから、この映画の後で見た「ライムライト」でも、チャップリン扮するヴァイオリン弾きは自分を「フィドラ―」と言っていた。

関係ないこと

以前セサミ・ストリートを見ていたら、メリル・ストリープになぞらえて、メリル・シープなるマペットが出ていた。 セサミ・ストリートではこの手の有名人のもじりのマペットを出すのは得意だ。プラシド・ドミンゴならぬプラシド・フラミンゴというマペットもある。

記録。2011年11月20日ごろ、録画したビデオで見る。

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MARUYAMA Satosi