運動靴と赤い金魚

あらすじ

少年アリは、修理してもらった妹のザーラの靴を取りに行ったが、不注意でその靴をなくしてしまう。 アリはザーラに頼み込み、ザーラは朝、アリの運動靴で学校に出かけることにした。 その後、いろいろな事件が起こる。

感想

イラン映画というのは初めて見る。つまらなかったらどうしようか、と思っていたが杞憂だった。 私にとってはどきどきする事件が起きて、予定調和なのだろうがいくつかの部分で強烈な印象を残した。

アリの父が造園業で小金を稼ごうとする場面がある。大金持ちの家がつぎつぎと映り、 貧富の差はいずこも同じと思った。 アリの才覚で、ある豪邸でアリの父親がその日働くことができた。家にはバラが茂っている。 そう、ペルシャといえばバラである。

なお、英語の題は Children of Heaven、フランス語の題は Les Enfants du ciel である。 「天国の子供たち」ということだろう。ペルシャ語 ( بچه‌های آسمان) の意味はわからない。

音楽

音楽は控えめであり、西洋的とも民族的ともいえるような造りだ。穏やかで品がいい。

記録。2011年11月4日、録画したビデオで見る。

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