SVG による図形描画

作成日 : 2022-03-09
最終更新日 :

SVG による図形描画

SVG (Scalable Vector Graphics) は、コンピュータで図形を描く方法として知られている。 ここでは、パス要素を使った図形描画方法を考える。

パス要素は SVG で扱える図形すべてを描画できるが、その指定は複雑である。 パス要素の主要属性は d 属性だ。d 属性で表わされる文字列は、それ自身がコマンドの連鎖である。 以下、コマンドを掲げる。コマンドの大文字は絶対位置指定を、小文字は現位置からの相対位置指定を表わす。

コマンド動作
M, m指定位置に移動 (Move) する。
L, l直線 (Line) を引く
H, h水平線 (Horizontal Line) を引く
V, v垂直線 (Vertical Line) を引く
Q, q2 次ベジエ曲線 (Quadratic Bezier Curve) を引く。制御点を指定する。
T, t2 次ベジエ曲線を引く。制御点は前の位置の制御点と対称の位置を使う。
C, c3 次ベジエ曲線 (Cubic Bezier Curve) を引く。制御点を指定する。
S, s3 次ベジエ曲線を引く。制御点は前の位置の制御点と対称の位置を使う。
A, a円弧 (Arc) を引く
Z, zM コマンドで指定された位置まで直線を引き、線を閉じる (Zip) 。

下記に d 属性の文字列を入れ、一度フォーカスをはずすと、パス要素の d 属性で指定された図形が描画される。 座標は絶対座標で x 座標、y 座標とも 0 以上、200 未満を指定できる。



まりんきょ学問所JavaScript 手習い > SVG による図形描画