Node.js に限った話でないのだが、大規模開発で JavaScript を使おうとすると、いろいろと読みにくい表現が出てきたり、キータイプの数が増えたりする。 そこで、JavaScript の文法を改良する試みがいろいろとなされている。その一つが CoffeeScript である。
ちまたでは CoffeeScript はオワコン(終わっているコンテンツ)というが、 どうなんだろう。私が図書館から借りてきた CoffeeScript の本は 2012 年 5 月 25 日初版である。 ということは、2017 年現在では時代遅れなのかもしれない。
それでも CoffeeScript の文法を知っておくことは損ではないだろう。
npm を使って CoffeeScript をインストールする。
$ npm install -g coffee-script /home/**/*******/local/bin/cake -> /home/**/******/local/lib/node_modules/coffee-script/bin/cake /home/**/*******/local/bin/coffee -> /home/**/******/local/lib/node_modules/coffee-script/bin/coffee /home/**/*******/local/lib └── coffee-script@1.12.7 $ coffee -v CoffeeScript version 1.12.7
Node.js で書いたプログラムを CoffeeScript で書きなおしてみた。 ただし、説明の都合でブラウザでの表示名とポート番号は変更した。 この変更を覗いてもなお、対応がとれていないところがあるのはご容赦願いたい。 このファイルを httpd-c.coffee という名前で保存する。
http = require('http') port = 6626 r = [ "アハラノフ=ボーム効果" "トンネル効果" "ドップラー効果" "異常ゼーマン効果" "コンプトン効果" "近藤効果" ] server = http.createServer (req, res) -> n = Math.floor(Math.random() * r.length) data = "#{r[n]}について述べよ\n" res.writeHead 200, 'Content-Type': 'text/plain' res.end data server.listen port
次のコマンドを実行する。
$ coffee http-c.coffee
すると、プロンプトは戻らない。これはプロセスが動いていることを表す。 以前は実装を公開していたが、現在は公開していない(稼働を停止している)。
ちなみに、上記の名称の効果はすべて、物理の現象からとっている。
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