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作成日:2002-05-26
最終更新日:

1. ホームページの探し方

前回の検索力・忘却力の続きとして、実際に起こった出来事を記す。

2002 年の話である。私が住んでいる家の近くに、 おいしいフランス料理の店「ブラッスリー ラ・メール」がある。 このお店が、ホームページを最近公開した。 私もここのホームページ公開にあたり多少手伝った。 作成から少し時間が立ったこともあり、 久しぶりにこのラ・メールのホームページを見に行こうとした。 アドレスを覚えていないので、 Google で探すことにした。 探すことばは、「ブラッスリー ラ・メール」としてみた。 驚いたことに、検索結果は 200 件以上あった。そしてさらに驚いたことに、 求めているラ・メールのホームページが意に反してまったく見つからなかった。 これは、「ブラッスリー」ということばと、 「メール」ということばが同じページにあるページが たくさん google に登録されているからだろう。 それにしても、なぜ出てこないのだろう? 不思議に思って、 既に自分で記録したラ・メールのアドレスを改めて調べて見に行った (http://homepage3.nifty.com/la-mer/)。 そうして、私の最初のキーワードで見つからなかった理由がわかった。

註:残念なことに、ラ・メールは 2004 年 10 月末日をもって閉店した。

2. キーワード

このラ・メールのトップページには、 「ブラッスリー ラ・メール」の文字はロゴタイプとしては存在する。 しかし、テキストとしては存在しないのだった。これには気付かなかった。 このトップページにあるテキストは、 キャッチフレーズの「季節を彩るふらんす料理」である。 こちらを google の検索欄に入れると、 見事に「ブラッスリー ラ・メール」に関するページのみが表示される。

そして、勘のいい読者なら気付いただろう。 キーワードを「ぶらっすりー ら・めーる」とすると、 上記の3件のうち2件が表示される。表示されない1件が、 肝心の「ぶらっすりー ら・めーる」ホームページである。 わたしがこのページで「文は大事だ」と言っていることを、 もっと実践の場で活かすべきだった。 つまりお店のオーナーシェフに連絡して、 店の名前やキーワードを追加するよう助言すべきだったと反省している。

3. 雪辱

最近、ある組織のホームページを見ていると、 先に書いたことと同じようなことが起きていることがわかった。 これから支援したい。(2006-11-23)

4. 雪辱ならず

3.で書いた組織とは、実は飲食店であった。そして、この飲食店も2012 年 7月いっぱいで店を閉じた。 2. で書いた反省が全く生かされていなかった。くやしい。 中小企業診断士を休止してしまったのも、このあたりの反省ができなかったことに原因があるのだろう (2012-09-23)。

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MARUYAMA Satosi