§289 等位接続詞 |
作成日:2010-08-22 最終更新日: |
連結を表す等位接続詞として、and, neither, nor, both A and B, not only A but (also) B を挙げている。 また、選択を表す等位接続詞として、or, either A or B を示している。 そして、対立を示す等位接続詞として、but, not A but B, It is true ~, but … を提示している。 最後は、判断の理由を表す等位接続詞として for を説明しているが、文語的かつ物語には出てくるが、くだけた言い方では今はほとんど使われない、としている。
英語の and はエスペラントの kaj に相当する 命令文 + and で「…しなさい、そうすれば」の意味になることは知られているが、 エスペラントでも命令文 + kaj で同じ意味になる。
Komplimentu vian edzon, kaj li aĉetos kukon por vi. (旦那にお世辞を言えば、ケーキを買ってきてくれるだろう)
英語で A も B も両方というときは both A and B の形を使う。一方、エスペラントは kaj A kaj B の形となる。
私は疑い深く、かつ臆病だ。
Mi estas kaj suspektema kaj timema.
I am both suspicious and timid.
英語で A か B のどちらかというときは either A or B の形を使う。一方、エスペラントは aŭ A aŭ B の形となる。
庭かポットのどちらでもに播けます。
Oni povas meti ilin aŭ en potojn aŭ en la gardenon.
You can put them either in pots or in the garden.
neither は、neither A nor B の形で使われる。これに相当する構文は、エスペラントでは、ne … nek … である。
Mi ne havas porteblan telefonon, nek stilpermesilon. (私は携帯電話も持っていなければ、運転免許証も持っていない)
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