§237 <S+V+O+分詞> |
作成日:2016-05-15 最終更新日: |
動詞が現在分詞と組み合わされるのは、動詞が知覚動詞の場合が多い。 たとえば、だれだれがなになにをしているのを見た、という構文が該当する。知覚動詞と現在分詞の組み合わせを考える。
I saw the chairperson eating dinner with the president last night. (昨夜、議長が社長と会食しているところを見た。)
このように現在分詞を使う場合は動作の一部分を表す、とされている。つまり「食べ始めから食べ終わりまでずっと見ていた」のではない。
I saw the governer and his family enter the hotel yesterday. ( きのう、知事と家族がそのホテルに入るのを見た。)
このように原型不定詞を使う場合は動作の一部始終を見たことになる。
エスペラントの分詞は能動分詞と受動分詞に分かれる。それぞれで進行形、完了形、未然形があるので、計 6 種類ある。 下記は進行形の能動分詞である。
Miĉiru vidis knabon rajdanta sur delfeno en la maro. (ミチルは海でイルカに乗った少年を見た)
rajdanta という分詞形が使われているので動作の一部分のみを表す(正確には「イルカに乗っている少年」だろう)。 一部始終であれば rajdanta ではなく原形 rajdi を使う。
準備中。
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