§172 同族目的語をとる動詞

作成日:2016-04-26
最終更新日:

同族目的語をとる動詞とは

「夢を夢見る」、 のように、動詞と名詞が同語源からきているものをいう。

エスペラントの例

エスペラントでは同語源補語 (interna komplemento)と呼ばれている。数が限られているのは英語と同じである。

同族目的語は冗長か

同族目的語については Wikipedia で5言語の説明がある(日本語のほか、エスペラント、英語、朝鮮語、フランス語、オランダ語)。 その中で最も多く例が出ているのが朝鮮語であり、最も詳しく説明されているのがエスペラントである。

さて、Wikipedia のエスペラント版では、Ĉu redunda? (冗長か?)、Figuro etimologia (語源)、 Iri vojon (道を行く)などの小項目で、同族目的語について論じられている。

ちなみに、エスペラント版では、冗長性について、これを認めつつ現代の作品については決意や確実性を表すための手段として使われている、 と説明されている。

参照

まりんきょ学問所ことばについてことばと文法 > §172 同族目的語をとる動詞


MARUYAMA Satosi