ドビュッシー:ベルガマスク組曲

作成日:2007-09-24
最終更新日 :

1. 幸せなベルガマスク組曲

ベルガマスクとは、イタリア北部にあるベルガモという都市の名前から来たことばで、 ベルガモ風の、という意味である。 ここからドビュッシーは古風かつ典雅なイメージをふくらませたのだろう、 優美な4曲を組曲として残した。

2. 各曲紹介

2.1 前奏曲

リズムの緩急とメロディーのうねりが心地良い。 ピアニストの立場からすると、 中間部の右手と左手の受渡しをいかに滑らかに行うかが鍵となる。

2.2 メヌエット

メヌエットにしては動きが細かく、かつ音が厚い。 けっこう弾きにくいので、注意が必要。

2.3 月の光

ドビュッシーの作品で、もっともよく知られている。 ハープ編曲でも有名。 アルペジオの和声のうつろいは、ドビュッシーならではの世界だ。

2.4 パスピエ

軽やかに疾走する中に、さまざまな感情の起伏がある。

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MARUYAMA Satosi