CD 1: The House of The Rising Sun 2.Crawling Kingsnake 3.Take It Easy 4.Wicked, Wicked Man 5.Wall Of Silence 6.Lights Out 7.It Hurts Me Too 8.I'm Ready 9.Devil's Daughter 10.Kill My Body 11.When We Were A Gang 12.American Dream 13.Rock'n Roll Shoes 14.Memories of Anna 15.New Orleans Rap 16.I Will Be With You Again 17.Brand New Day 18.Going Back To Memphis 19.Woman's Touch 20.I Used To Be An AnimalCD 2: (Live) 1.Who Gives A Fuck? 2.Comeback 3.Sweet Blood Call 4.Do You Feel It 5.Heart Attack 6.Boom Boom 7.Don't Bring Me Down 8.We Gotta Get Out Of This Place 9.Don't Let Me Be Misunderstood 10.When I Was Young 11.Poor Boy 12.River Deep Mountain High 13.I'm Crying 14.Lawdy Miss Clawdy |
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先日（2002年10月）リリースされた、2枚組アンソロジー…ということなのだが、実体はエリックが80年代に残した録音のうち、『Comeback』と『I Used To Be An Animal』、そして、『That's Live』を中心にしてその時期に収録されたライヴを集めただけのもの。ライナー・ノーツのデザインはキャッスルがこれまでに出したファミリーなんかのアンソロジーものと同じようなデザインなのだが、満足度は大分低い。音源は、CD1の殆どが昨年の「Ultimate Comeback」と90年代に入ってリリースされたアウトテイク集（？）「Lost Within The Halls Of Fame」からの音源。珍しい所としては、「Unreleased Eric Burdon 2 I'm Ready」からのtrack8がある。CD2は、1〜7が「Ultimate Comeback」、8が「Unreleased Eric Burdon 2 I'm Ready」、残りが「That's Live」からの収録。80年代のエリックの作品を改めて聞くと、この時期にエリックがメジャーな存在足り得なかったことが実に残念に思えてくる。70年代の作品を聞いたときには尚更だ。この時期の方が60年代よりもいいなどと言うつもりはないしまたそんなことを言うのは真実でもないと思うが、70年代に入ってすぐに消え去った、などと言われるのは全く持って公正さを欠く。だから、こういう形でも70年代、80年代の作品がリリースされるのは嬉しいことなのだが…。せめて、もう少しましな編集をして欲しかった。1曲目の「朝日のあたる家」が「Ultimate Comeback」と同じものなのも残念。せめて語りから入るヴァージョンに差し替えてこれを最後に、1曲目は「I Used To Be」、そして次に「When We Were A Gang」（多分、スクワッターズ時代のことだろう）と入って欲しかったと思う。 とても愛情のある仕事には思えない、というのが最大の不満。 |