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2004年 8月18日  岩手旅行。のついでに釣り?  岩手県の

2004年8月18日(水)

 職場の人の情報によると、岩手に良い川があるとのこと。確かに良い川はいっぱいありそうだけど、すぐ近くに温泉宿あり(とういか、宿の敷地内を川が流れてる?)、しかも先月はとても良い思いをしたとの話を聞けば、やっぱし行きたくなるのが人情?
 そこで、家族を説得し、岩手へ一泊の温泉&観光旅行をアレンジ。私だけ家族を見捨ててくだんの川へと・・・・。



 まいふぁみりー&まいわいふの両親の総勢6人は、岩手方面へ向け出発。前日から日本海に居座る台風と、目的地近辺に横たわる前線の影響で大雨の予報をもろともせず、朝5時に家を出発。
 こちらは向こうの大荒れの天気を全く予想させない穏やかな天気でした。
 ところが、仙台あたりから雨が降り出し、次第に大雨となり高速道路は霧で視界も最悪の状態に・・・。
 岩手に入っても雨は衰えず、釣りもいささか意気消沈ぎみになっていくのでした。そんな折、岩手のたけださんから携帯にTELが入り、戦意喪失しそうになった私を励ましてくれました。

 なんとか雨も小降りとなり、目的地近くの駅に立ち寄り記念撮影。なかなかこういうところには来る機会も無いということで、この小さな駅で家族6人大騒ぎしての写真撮影。おそらくこのような所で写真なんて撮る人もいないのでしょう、客待ちのタクシーの運ちゃんは笑っておりました。

  ある意味貴重な写真かも?
けっこう真面目に写真に納まっています



 もうこうなったら(どうなったら?)の〜んびり行こうや。みんなで昼飯を食って、13時頃に宿に到着。私以外の家族はここから猊鼻渓の舟下りへ行っちゃいました。
 
 でもって、いよいよ釣りです。
 川は確かに宿の敷地内を流れておりました。そこから下流へ1kmほど下った所にある堰堤から入渓。雨は降ったりやんだりの状況。
 雨がやむと鏡面のようになったバックウォータには魚が・・・。しばらく様子を伺っていると散発的にライズしてるじゃないですか!

 ところで、ここを教えてくれた職場の人は、先月高校生になる息子さんとここに来て、息子さんがルアーで46cmのイワナを釣ったそうなのです。で、なんでその人がここに来たかと言うと、地元に住むその人の知人が更にその前に60んーcmのイワナを釣ったという情報をもらったからとのことなのです。
 あんまり期待してもハズレたときのショックは大きいんだよなぁ。まして、いままでの経験からして・・・。

  堰堤のプールをこんなに長く攻めたのは初めてかも?    
     思わずここで熱い戦いを演じてしまいました

 とりあえず#12のエルクヘアカディスを流してみました。
 たまにフライの近辺の水がモコモコと盛り上がります。来てるな、よしよし。でも、それだけ。どうも見切っている様子です。パラシュートに替えても同じでした。それでは、ソフトハックルを巻いてあるやつ、パートリッジ&オレンジにフロータントを付けて沈まないように、ライズのあった辺りに浮かべてみました。そしたら一発でヒット。20cm位でしたが立派なヒレを持ったイワナでした。

 サイズはいまいちでしたがそこそこきれいでした。
ヒレピンのいいイワナでしたね

 次は、フライを替えるのも面倒だったので、そのまま水面直下を引っ張りました。
 付いてきます。魚が。それもたくさん。ここには随分魚が入ってるみたいです。フライにアクションを加えると狂ったようにその周りを泳ぎ回っています。はやく食えばいいのに。
 そしてとうとうウェットにもヒット。先ほどと同じくらいのサイズで、今度は少し体高のあるイワナでした。
 

 ちょっと太めのイワナっち 
比較的体高もあってか、なかなかいい引きをしました

 
 だんだん釣り方が分かってきましたが、なんだか変な気分なのです。そうなんです、どっかの管理釣場にいるような気が・・・。これじゃぁいかん!と言うことで釣り上がることにしました。


 
 川はきわめて狭いです。ロッドが振れないほどではありませんが。で、すぐにヒット。またヒット。と書くと随分と釣れてるみたいでしょうけど、10cmにも満たないちっちゃなイワナっち。釣果に入れるかどうか、今後の成り行き次第ってとこですかね。

 
さてさて・・・・・
ちっちゃいのがけっこう入っていたみたいです
 
  渓相としては、なかなか私好みです。岩続きで落ち込みがけっこうあって、ぜ〜んぶいいポイントに見えてしまいます。
  少し釣りあがった所にあった比較的大きな淵。そこでようやくヒット。『ちっちゃいもの呪縛』から解かれた瞬間でした(笑)。
 
源流の雰囲気があります。
ここにもいました、大きいのが。といってもさっきのちっちゃいやつよりは、ですけど
 
 それがこれです。上の流れ込みの、まさに、いそうな所にいました(いそうな所ってどこなんだろう?)。

果敢にアタックしてきました。            
さっきのに比べたら、大物ですよ、まったく!
 
 それからはあまり反応も無くなって来てしまいました。たまにヒットすれば、覆いかぶさった木の枝に邪魔されてうまくフッキングできずにバラしたり、まったく無視されたり・・・。
 
こういうの好きです。       
どうです?いいでしょ

 気がつくと、雨。けっこう本気で降り出して来ています。魚はお留守のようです。それとも私が通り過ぎるのを息を詰めて見ているのでしょうか。上流に行くにしたがって、川幅は更に狭くなっていきます。まさに『小川』となって、サラサラと流れています。昨日からかなり雨が降っているはずなのに、増水している様子もありません。お魚は、どこかに移住でもしたかのように、まったく姿が見えません。足元を走るのもいません。川の中はまるで、廃墟となってしまったのでしょうか。
 
 目の前に小さなトンネルが見えました。どう見ても私の体は入りそうにありません。上を見ると急斜面の土手があります。ここを登るしか前には進めないようです。雨にぬれたブッシュを掻き分け登り終えると、そこには今日宿泊する宿がありました。時計を見ると夕方の5時半。いい時間です。このへんで納竿にしましょ。
 それにタイミングを合わせるように、まいふぁみりーの車が戻ってきました。

 そろそろ先ほどの堰堤では、ライズばしばしの時間かも知れません。行こうとしたら、禁止令が布かれてしまいました。


 
 【おまけ】

 翌朝。5時前に起き出し、例の堰堤のバックウォータに行ってみました。
 すんごい霧です。
 第1投目に出ました。#12のパラシュート。投げる前にリーダ、ティペットが竿に絡まり、結び目付近がヨレてしまい取り替えようか迷いましたが、1投目だし、と思いそのまま使いました。案の定、そこからティペットは見事に切れてくれました。
 それからはフライを替えても反応が全くなくなってしまったので、ニンフやらミッヂやら総動員。最後は昨日のようにパートリッジ&オレンジを引っ張ってみます。水底のそっちこっちからフライを見に来るのが分かります。しかし食いません。反射的に食わせてみようと、近づいたら思いっきり速く引いてみました。そしたらまんまとヒット。しかしタイミングが悪かったのでしょうか。力の限り(?)引いた時に食ったものだから、それはそれは見事な合わせ切れ。2尾とも癪でした。もとい、尺でした(?)。
 
 気がつくと、雨。ポツポツと落ちてきました。
 気がつくと7時。随分と粘ってしまいました。
 本当は宿から上流の川もやってみたかったのですが、熊地帯。道路の両側には熊避けネットが延々と張ってあります。張った人の苦労が偲ばれます。しかも濃い霧。とても一人で入る勇気は涌きませんでした。それに雨も強くなってきています。宿に帰るのを見計らったように、話し声も聞こえないほどの豪雨となっておりました。
 これで今回の岩手釣行はおしまい。釣果はイワナ3尾ってとこで。ではでは。

 そうそう、雨は午前中にすっかり治まり、午後からはとっても良い天気になっておりました。

あいかわらず団子屋さんは賑わってました。
帰りに寄った厳美渓。10年ぶりくらいでした

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