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2003年 8月29日  意地でも裏磐梯  裏磐梯の川

2003年8月29日(金)

 なぜだろう?突然、連休だし行ってくれば、とまいわいふ。となれば、気の変わらないうちに行ってしまえ!とばかりに、4時半起きで裏磐梯。
 ここんとこ良い天気も続いたし、今度こそとの期待を込め行ってみた訳であります。いくら連休とはいえ泊まるのはちょっとばかしはばかれるので、日帰りとしました。



 さっそく情報収集し、結局初めて行く川にしたのです。
 と、ところが!磐梯山を過ぎたあたりから、それまで良い天気だったのがだんだん暗くなっていくではありませんか!そして道路は濡れてる、辺りの山々はガスってて中腹から上は見えない、そしてとうとう降り出して来たのです。
 もう、どーでもいいやって気持ちになっちゃいますよ、ホント。
 そして、目的の川は予想通り増水、しかもブロンズ色に輝いてるシィ。

こんなん、もうなれちゃったって感じかな?
思いっきり濁ってる。増水で遡行もひと苦労です。
 
 釣れるわけないです。アタリさえありません。それでも来てしまった以上、釣ります!
 もう、イヤんなっちゃたので、とりあえずの目標としていた橋の所まで急いで釣り上がろう、と思ったのですが増水でこれがタイヘン。何度か飲み込まれそうになっちゃたりして・・・・。
 上流に行くにしたがって濁りは取れてきたようなのですが、それにつられるように何かフライをピチピチ追いかけるのがいる。ピチピチ。#10のフライをなかなか食えない様子でしたが、それでも何とかフッキング出来たら、チビやまめ。その後は同じような場所でいっぱい釣れたんですが、同じような所で何度も出る、フライがコワイと言うのをまだ知らない、サイズが同じ、と言うことは、そうそう稚魚放流したばっかりだったんですね、きっと。しかも、まだ散らばっていないようでしたので、ほんとにごく最近だったのでしょう。
 でも、こんなの釣ってて、釣れたって言うんだろうか・・・・・?


どっかの川でもこんなのが釣れたような・・・。
ピチピチの正体見たり!
 
 で、昼前、この川をそそくさと後にしたという有様でした。

 お昼ご飯までには十分時間があったので、いつものペンションに顔を出したら珍しくオーナーがいて、ヤマメの燻製を作っておりました。でっかいヤマメと思ったら、養殖モンを買ってきたのだそうです。そして、ここでしばしの休憩。コーヒーをゴチになりました。
 その後は、前回増水でさっぱりダメだった川に性懲りも無く行ってみましたが、やっぱりダメなのでした。水は引いてて高巻きはほとんど無かったですけど。



 で、次にと言うか最後のシメは、「裏磐梯のいつもの川」。せめて1尾は釣れるでしょう、というか、数日前は夕方ライズしてて、いっぱい釣れたと言うお話。しかも尺が2本も、というオマケ付き。確かめるしかないでしょう。
 
毎回出てくるこの景色?
何故か「いつもの川」になってしまった   
 
 着いた時には雨でした。それでも、来た以上はやるしかあるまい、ということで上流の区間に・・・・。
 この区間は、太い流れと細い流れのふたつになっておりまして、細い流れの方に入りました。細いと言っても、ホントにチョロチョロと流れているだけで、もののついでのような所でした。
 でも、時折反応があります。で、とうとう岩の下から出てきてくれました。22〜23cm位のヤマメでしたが、これがけっこうでぶっちょで、なかなか楽しませてくれたのでした。


久々のお魚って感じっすかね!
先のピチピチやまめに比べたら、だいなまいとぼでぃのヤマメさんなのでした
 
 まぁ、何と言うか、これでまた(ボ)は免れたということで、この川にはいつも救われます。でも、後が続かないってのも、厳しい現実なのではありますが・・・・。



 その後は上へ行ったり下へ行ったりと放浪の釣りを続け、結局は何も釣れずという悲しい運命をたどってしまったのです。
 そして私は、ライズタイムにはまだ時間があったので、その場所に下見に行ってみました。川を渡った向こう岸にある小さな流れ込みの比較的広めのプール。我慢できず、ちょっとお試しにフライを流すと・・・・、当然何の反応も有りませんでした。
 待ちましょう。ライズするまで・・・・。

 そしてとうとう、辺りが暗くなりかけてきた午後6時頃、流れ込み近辺で待望のラ〜イズ!
 #12のピーコックボディ。全く無視してくれます。フライの数十cm隣でラ〜イズ!完全におちょくっています。
 そこで、必殺のCDCダ〜ン!#16だったですかね。第1投目ですごい反応。数匹が追いかけてきたみたいです。『かっ、かかかっ、ぱしょんっ!』でした。フライの両側で飛沫があがり、3〜4度目位でヒット。まさにこれは必殺と呼ぶに相応しいフライかも、と個人的には感じております。でも、上がったのは20cmに満たないイワナっちでした。
 また同じフライに付け替え、次も1発でヒット。サイズも同じくらいでした。
 写真を撮ったり、フライを替えたりしてると、さすが秋の陽はつるべお歳、じゃなくって、落とし(って言うんでしたっけ?)。みるみる暗くなっていきます。
 CDCダンもいいけれど、やっぱり悔しいのはピーコックボディのパラシュート。これで釣ってやる。急いで交換しキャスト!もう、暗くってフライがよく良く見えません。それでも数投目でヒット。尺!には程遠い20cm位のやっぱりイワナっちでした。
 そして、もう1本!と欲張った私は更にキャスト。既にフライは完璧に見えなくなっていました。あとは耳を澄まして・・・・。適当にキャストして、ライズしたらピックアップ。まぐれってあるんですね。数投目で手ごたえ。でも、すぐにバレてしまいました。そりゃね、な〜んにも見えないんだから、ドラッグもかかってるでしょう、スラッグも出来てるでしょう。こんなんでまともなフッキングなんてね。
 とうとう諦めることにしました。だって、真っ暗なんだもん!

  
ライズの釣りはエキサイティング!   ライズの釣りはスリリング!
ライズでとったイワナ諸氏。サイズはイマイチでしたが、ライズの釣りは楽しいってもんじゃないですね!

 そう、気がつくと日はドップリと暮れておりました。ヤバイ!車は向こう岸。水量は落ち着きかかっているとはいえ、まだまだ深いところもあったんだっけ。いや、ほんとアセリました。マジで。
 おそるおそる川を渡って、車にたどり着いた時には本当にホッとした気分でした。
 今日の釣果は4尾。イブニングはたった30分足らずでしたけど、ひっさびさにライズの釣りができて、ほんとによかったです。無事に帰ってこれたし・・・・?
 
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