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2001年 7月13日(金)  ちょっと遠征、夏イワナ        [ 福島県裏磐梯の川 ]

 ある日、有力情報がある人から寄せられた。なんとその川で尺近いのを含め二人で70尾!
 それを聞いちゃ行くしかあるまい、と思ったけど問題がふたつ。ここは6月を過ぎると全くダメということ。そして私には、6月は何かとイベントが多く行く事が出来ない。まっ、とにかく釣れなくても新しい車でドライブを兼ねて、来年の下見ということで7月に入ったこの日、一人で行く事にした訳であります。



中ほどの堰堤区間なのです ちょっと寝坊して着いたのが9時頃。確かに堰堤の多い川ではあるけれど、その区間に入ってみれば何の何の、なかなかいい感じではないですか。広いし底石が沢山有り、私なんかぜ〜んぶポイントに見えてしまいます。
 この日、天気は快晴、気温この時点で29℃、水温19℃。ちょっときついかなぁと思ったら、ちょっと所ではなく完璧にきつかったのでした。この区間100m位あったでしょうか、全く反応なし。
 汗は止まらないし、灼熱の日差しはジリジリと肌を焼くし、せめてもの救いは、途中から吹き初めた強い風。竿を立てるとラインが水平になびいていくほどの強風が、ほてった肌を少しは冷してくれる、けど、フライが思う様に狙ったポイントに入らない‥‥‥。

 結局、ここはあきらめて次のポイントへ移動。




大堰堤の上流、いい感じデス。
 ここは、くだんの人が言っていた大堰堤の上流。

 強風の中苦労して釣り上がり、そして流れの瀬でやっと1尾目のイワナが飛び出してきた。
 20cmほどでしたが、それなりに引きも強いし、それよりもなによりこの酷暑と強風の中、やっと出た事でなんか安堵感というか、ホッとした気持ちで一杯になってしまいました。

 この川の透明度はなかなかのもの。特に減水しているのか大きな岩の上に立ってキャストすることが多く、魚がフライにアタックするのが良く見える。その為(本当は未熟なのですが)つい早合わせをしてしまう。いつもヤマメを相手にしているせいもあるかも知れないけど、フッキングがあまくけっこうバラしもあったりして、やっぱりくやしい。たいしたサイズじゃありませんがヒレも大きくなかなかのイワナさんです。
 そんな中で、フライをジ〜っと見つめながらドラグがかかる瞬間に食いついたイワナをようやくゲット。2尾目は15cmほどのかわいいヤツでした。で、ここで午前の部?は終了。


 ここで事件発生!
 車に戻るとキーが無い!車のキーどこ行った?ベストのポケットを全部探したけどどこにも無い。ひょっとして川の中か。こうしていても、昼飯は車の中だし、なによりも一生家へ帰れなくなってしまう。意を決して川にキーを捜しに行くと、何と幸運なことに水没しているキーケースを発見、事なきを得たのです。そこは、最初にイワナを釣り上げたところで、カメラや他のものを出し入れした場所。つい落としたのに気づかなかったんですね。
 



 川と車を2往復してやっと昼飯にありついたと思ったら、今度は急に空が暗くなり雨が降り出した。
 これで涼しくなるかなと思ったのは甘い考えで、レインウェアを着たらもっと暑かった‥‥‥。

ここで17cmのイワナが釣れました。 雨は程なくしてやんだけれども、釣りの方は相変わらず魚の反応は散発的。掛かっても早合わせの為かドラグがかかっているためか、フッキングがあまかったり、うまく乗らない。そしてとうとう、次の古い堰堤の手前まで来てしまった。
 時間もあまり無いところで、大きなプールに出た。なんかいそうな感じがするので、ゆっくり合わせる事を心がけキャストを繰り返すと、何投目かでヒット!サイズは17cmでしたが気持ちのいい出方で、これで気分よく帰れるな、などとほんのちょっとだけ満足感を味わったものでした。
最後に楽しませてくれたイワナさん。また会おうね!








 確かにここは7月に入ると厳しい場所だったわけですが、恐らくこの暑さではどこも同じようなものかなと思ったりもします。
 でも、この川は比較的広いし、上流は渓相もいいし気に入りました。来年は、状況のいい時にまた行ってみたい川ですね。

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