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2001年 5月19日(土)   イワナに会えた日                 [ 福島県S川にて ]
 
 例によって午前中だけの半日釣行となったこの日、ちょうど3週間前のGW初日に来たこの川の支流を狙ってみる事にした。
 最初に入る支流は、いつも遊魚券を買う家よりかなり手前にある。ちょうど川への入り口である国道からちょっと入った所にもひなびた商店があり、ここでも扱っているがまだ午前5時半。後から買おうかと思って通りかかったらカーテンが開いている。普段、私にとって釣りに行かない日はまだ夜中の時間。さすがに遊魚券を扱っているだけに、店を開けるのも早い?
 中へ入るとおばあちゃんが出てきた。
 何故か私が遊魚券を買う所はおばあちゃんが多い。9割以上がおばあちゃんである。
 ここのおばあちゃん、けっこう話好き。いついつ来たお客さんは2時間で10匹釣って行ったとか、これから行く支流には魚いないんじゃないかとか、いろいろ話し込んでしまった。そして店を出る時、『いっぱい釣って行ってちょうだい』と言って、商品の缶コーヒーをひとつ手渡してくれた。



 そして目指す支流へ到着。YT川と言うそうな。前日雨が降ったらしいけど、川の水は透き通ってた。午前6時、気温14℃、水温11℃。狭い川でしかも木の枝が覆い被さっている所も少なくない。魚の反応はと言うと全然無し。1時間ほどでやめにして、次の支流へと車で移動。



 次の支流はYZ川。本流の出会いから左側がそれ。でも、いきなりではと、その出会いから下流へ5分程歩いて本流に入る。
S川本流。上流は左側。右の岩の少し上からイワナが出た。 
 実はこの区間、何年か前に餌師に追われて急いで釣り上がり、ふと振り向くと、その餌師は何と向こう岸のところでイワナを釣り上げていた。
 後日、同じところを攻めたが、ダメだったと言うイワク付きの場所。

 釣師(自分の場合かな)とは単純なもの。一度そういうことを見たり聞いたりすると、“ひょっとして”といつも思ってしまう。今回も、まさかとは思いつつも期待半分で釣り上がった。
 そして程なくして‥‥‥、釣れた。
 

イワナだよ〜ん!



 20cmちょうどのイワナ。右側にある石の少し上流あたりで、#14のエルクヘアカディスにまんまとダマされたイワナは、このへんで釣れるニッコウイワナとはちょっと違った、ヤマトイワナかアメマスを思わせる大きな斑点を持っていた。

 そして、目指す支流。
 1時間以上も釣り上がったが、魚影すら見られなかった‥‥‥。







 その後、また本流に戻り更に上流へと車で移動。以前、よく釣っていたポイントへ。
 ここまで来ると川幅もかなり狭く、すぐ上まで木の枝が覆い被さっている。場所によってはリーダーキャストを余儀なくされるようなポイントである。
 これはヤマメというものである
このあたりに来て、やっと魚の反応が出てきた。何度かフライに出たが、ラインを引いて合わせても十分なテンションがかけられず、かと言ってロッドをしゃくり上げると覆い被さっている木の枝にぶつかりそうで、なかなかフッキング出来ないでバラしたのが2尾。気配を感じ取られ逃げて行った大きな影が数尾。
 そんな中で、フライをピックアップした瞬間ライズ。フライをくわえていなかった様なので、もう一度同じ所を流してなんとかGET。
 18cmのヤマメ。ヒレもきっちり整っていて、ほとんど天然に近いものだった。

 今日は半日でこの2尾。解禁当初は調子良かったけれど、だんだんいつもの調子に戻ってきちゃったなぁ。

 でもこのポイント、もっと慎重に攻めれば面白い。また来ようかなぁ。それまで抜かれていなければいいんだけどね。無理かな?ムリだろうな。

 

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