遥がウチにやって来る
2002年5月11日(土)、とうとう遥の退院の日が来た。みんなどれほどこの日を待っていたことだろう。たとえいろいろと問題があろうとも、とにかく嬉しいものである。遥が生まれてちょうど4ヶ月、それまでの新太郎を連れての病院通いはそれは大変だったけれど、今となってはもう遠い遠い過去のよき思い出である。この日は病院の先生方や看護師の皆さんの努力の賜物なのである。そして何より、この4ヶ月間誰よりも必死で頑張った、遥本人の結果なのである。
いままで色んな子が退院するたびに、嬉しさと羨ましさが募るばかりだったけれど、やっと遥に順番が回ってきたのである。 |
ただ、まだ入院されているお子さんのことを考えると、本当に手放しで喜んでばかりいられるものか、浮かれてばかりいていいものか、と考えてしまうのである。
いままでに顔見知りになった他のご家族の皆さんにも、新太郎の面倒を見てもらったりとか、ずい分とお世話になってしまったのである。そう言う人たち一人一人に本当はお礼を言わなければならないのである。そう言う人たちのことを考えると、早く良くなって退院できるようにとひたすら願うばかりなのである。
遥は、と言うか私たち家族はそう言う人たちにも、間接的にでもお世話になっているのである。
人とのつながり、人の優しさ、そのようなことが今回のことで改めて実感できた次第である。 |
遥はこれからどんな人生を迎えるのだろう。たった4ヶ月間でも大変な人生を過ごしてきた遥。これからも暖かく見守っていく、と〜ちゃんとか〜ちゃんなのである。
何はともあれ、
遥がウチにやって来たっ!! |

遥がお世話になったNICUのみなさんのごく一部
 
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