か〜ちゃんにだっこされてご満悦。


と〜ちゃんパワー

 今日も遥に会いに行く。一日約30分と言う貴重な短い時間。
 長男新太郎を連れて行くため、家内と半分ずつの面会時間となる訳である。そしてそのわずかな面会の時間、両手をそれぞれ体と頭にそっとあてがい、ジッと私の体温を伝えてあげる。と同時に私の持っているパワーを送りこむのである。遥の一日も早い回復を祈念し、心静かに目を閉じて‥‥‥。
 遥の回復は、NICUの先生方と看護師さんのたゆまぬ努力によるものなのであり、親の私に何が出来るか?そう考えた時、実は何も出来ないのである。ならば今は出来る限り彼女の元に通って、こうして私の持っている特殊能力を十分に発揮するしかないのである。
 これから遥が大きくなり思春期なんかを迎える頃、ひょっとしたら男親の私を煙たがるかも知れないし、避けるようになるかも知れない。オヤジのパワー?なにそれ、そんなわっけわかんねぇもんやってんじゃねぇよ!な〜んて思われてるかも知れないけれど遥は私の子供、何をされようが、何を言われようが、ぜ〜んぜん気にしないのである。そして子供同様に、拒否されればされるほど頑張ってしまうのである。
 こんな姿をNICUの外から見ている家内は、私が居眠りをしていると勘違いしているらしい。勘違いどころかそれは大きな間違いなのである。決して眠ってなんかいないのだ!まぁ、たまには一瞬ではあるが自分の意識が無くなるってことも無きにしも非ずだけれど‥‥‥。
 そんな訳で今日も一生懸命、遥に私のパワーを送り込んでいるのである。
 早く大きくなれよ!!
2002.04.07 夜
カメラを向けたら新太郎は目を覚ました。 この日は確か4時起きで釣りに行ったような気が‥‥‥。 
遥のところで不覚にも眠ってしまったまいさんと私。右の写真はまいわいふの強いご要望により拡大したものです