第2日目 2007年8月25日(土)



 実は、約1ヶ月ほど前、この近くの温泉に来たついでにここに寄ったのですが、その日は濃霧で全く周りが見えませんでした。
 視界は10mもなく、建物の場所もほんとに目の前にならないと見えないほどだったのです。
 そんななか、ここ吾妻連峰の東のはずれにある一切経山(いっさいきょうさん)の頂上に登ると、五色沼(別名『魔女のひとみ』)というとてもきれいな沼があり、この話をまいわいふに話したら是非見てみたい、と言うことになったのですが「お預け」になってしまったのでした。

 で、わずか1気月後、これも見ようということになり、ここでキャンプをすることになったのでした。

 かくして、本日、1ヶ月前の望みが叶えられることになった訳ではあったのです。


 それにしてもどうですかこの抜けるような青空。20年ぶりの山登りということも相まって、なんだかワクワクしちゃいますね!




浄土平は木道が整備され、とても歩きやすくなっていました。 さぁ、ここから登るのだ!


 この山は(というか連峰は)ですね、私はとっても好きな山でして、20数年前はよく登っていました。適度な間隔で無人の山小屋があり、テント無しでも全山縦走できたりして、しかも色々なルートがとれるので同じ山でも全く飽きさせない山なのです。
 2〜3日くらいかけて単独での〜んびり縦走したことも何度か。もちろん日帰りでひとつの山を登ったこともありました。


登り始め。まだまだ余裕ですね、皆さん。 でもすぐに、こんな急峻な登りが続くのです・・・・。


急登。
振り向けば、こんな急坂。
振り向けば、まいさん新太郎、『もう一歩も歩けな〜い!』
がんばってくれ〜ぃ!
なんだかヤバイとこに来ちゃったなぁ、という顔をしています。
バックに見えるのは吾妻小富士。もうその標高を超えています。

私、別に地面に這いつくばって撮ってる訳じゃありません。
もうそろそろ最初のピークです。
登ること1時間ちょい。ようやく最初のピークに到達です。
後ろには鎌沼が見えています。私は雨の日にこの沼の周りを歩くのが好きでした。

高山植物に栄養をあげています、ってほんとかなぁ? 目指す一切経山の頂上直下。もう一息だぞ〜!!


 延々(?)登ること2時間あまり、まいどーた遥を背負いながら、まいさん新太郎のグズリを聞きながら、まいわいふのボヤキを聞きながら、とうとうその頂にまいふぁみりぃは足跡を残すまでに至ったのでありました。


じゃじゃ〜ん!ちょーじょー!
でも、なんか疲れてるみたい。
標高1948m。浄土平から距離にして約3km。まぁ、よく頑張ってくれましたね。


 頂上に立つと、尾根を渡る澄みきった風がほてった体を包み込み、真夏の陽の光さえ心地よく感じるのでした。
 頂に立てたという征服感は、つい今しがたまで辛く苦しく感じていたものが、一瞬にして忘れ去ってしまう、そんな不思議な力を持っているものなのです。


そしてこれがウワサの五色沼。『魔女のひとみ』。
今日は天気も良く、魔女さん微笑んでくれたってカンジっすね。これで、ガスってて見えなかった、な〜んてことにでもなった日にゃぁ、あたしゃどうなってたことか・・・・?
ところで、この魔女さんってどんなひとかな?魔法使いのおばぁちゃま?小悪魔みたいなおねぃさんだったらいいなぁ。おっと・・・・。



これ、下山道。足滑らせたら一気に下まで下りられそうです。はっはっは、冗談っす。


 ということで、まいふぁみりぃにとっては散々だった山登り。無事に浄土平まで戻ってまいりました。



 かなり体力を使ったまいふぁみりぃ。とんでもない食欲だったのは言うまでもありませんでした。


さて、無事帰ったところで今夜のメニューは、チキンの網焼きにサイコロステーキにハンバーグ。
家ではなかなか食べられない・・・・?いやいや、毎日食べてます。





 まぁ今日は歩いたねぇ。
 キャンプサイトから山のふもとまで約1.5km。頂上まで約2.5km。え〜、8kmも歩いたのぉ!ま、確かに往復4時間以上かかりましたからね。でも、これをまいわいふに言ったら袋叩きにあっちゃいそう。ナイショね。

 でも自分では正直まだまだ余裕がありましたです。カラ身だったかも知れませんが、それほどこたえませんでした。なんかまた山登り復活しちゃおうかなぁ。いや、やっぱりやめとこ。