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ランギタイキリバー



1999年12月14日

  曇り。夕べはけっこう雨が降っていた。ロッジに来て最初の朝である。前年、毎朝ごとに起きると強い日差しが差し込んでいたので、それを想像していた私は何故か出鼻をくじかれたようだった。
  朝食を終えた私たちは、8:00にロッジの近くを流れるランギタイキリバーに出かける。所要時間は車でほんの10分程度。広い牧場の中を突っ切ると川の音。夕べの雨で比較的増水しているようだった。
  ガイドは馬部さん。ニンフにインジケータをつけての釣りです。しかし、水温が低いせいか活性があがらず、なかなか当たりが来ない。
 そのうち、まいわいふがヒット。30cmのレインボー。また今日も先を越されてしまった。

  やっと私にも当たりが来たのは随分と後のことだった。 
やっとのことで私にもヒット     とりあえずは一安心   
       浅い流れでヒット                        42cmのレインボーだった

 
 その後も、まいわいふは絶好調。重い流れの中で50cmのレインボーをあげる。


 またやられちゃいました。50cmありました        リリースシーン。こういうシーン撮って見たかったんだ 

  このあとで私が掛けたが、残念ながらバレてしまった‥‥‥。                        
                        
 *

  小雨のそぼ降る中で昼食を摂り、場所を移動することにした。フラキシィレイクに
流れ込んでいる川の上流部へと車で移動。 

まいわいふは画面中央右よりにいます。牛と変わらない大きさです  
牧場の中を車の場所まで歩く。降っていた小雨は霧雨となって我々の身体を濡らし、体温を奪う。

  青いレインウェアを着て、道路の中央あたりをトボトボと歩いてゆくまいわいふが見えますか?

  車で約1時間。本格的な雨になっていた。ここでしばらく頑張ってみたが何の反応も無し。
  再び場所移動。

  とある水力発電所。何故かここは、たまに行く東北の川とそっくりなロケーション。まるで日本に舞い戻ってきたかのようである。
  川をのぞくと、小さなライズのあらし。それはまるでヤマメがイブニングライズを迎えたかのようである。いてもたってもいられなくなった私は、3〜4mほどの石垣を下り始め、最後の一歩を近くにあった朽木につかまり降りようとしたとき‥‥‥、その木が折れた。
 
  頭から落ちた所は、かけあがりでいきなり深くなっている所。もがいても足は底に届かず、ウェイダーの中には水は入るし、偏光サングラスをしライズはヤマメか!?た目では水中は真っ暗で何も見えず、泳ごうにもなかなか前に進まない。やっとの思いで石につかまり脱出成功。
  さすがにビビってしまた。
 
 そんな苦労も知らず、相変わらずお魚クンたちはライズを続けている。



めげずにチャレンジ。右上がライズポイント。左下方が落ちた所。


ヤマメでした。ウッソー、パーマークのあるレインボーでした
  #16位のパラシュートで狙うが、あれほどライズしてても全く無視。
  「でかのでやってみたら?」と、馬部さんは#10位のロイヤルウルフ(だったと思う)を結んでくれた。
   3〜4回目でヒット!それはそれは、ちっちゃなレインボー。パーマークがくっきりと出ていて、ほとんど “ ヤマメ ” 。
  日本の川でヤマメ釣りをやっている錯覚に陥ってしまった。

  早く帰って着替えたい‥‥‥。そんな心境でした。


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