フィリナキリバー・2
1999年12月16日 とうとう今日がニュージーランド最終日。前年の好調さを思い出すと、何となく満ち足りて無い感じ。“釣り”と言う行為からすれば、もう十分すぎるくらいやってはいるけれど‥‥‥。 午前8時。トヨタのおんぼろトラックに乗ってピータの登場。もうすぐ新車(といっても中古らしいが)が来ると言ってたから、多分今ごろは「新車」を乗り回してるんだろうけど。 「今日も、昨日の状況からするとフィリナキがいい。」とピータ。更に今日行く所は『スーパー・シークレットポイント!』 行ってビックリ。確かに “ ヒ・ミ・ツ ” の場所でした。 ![]() 細い山道をトラックは木々の枝々をかき分けながら走る。 着いたのは川べり。ほんのちょっと開けた所。ここで、地元の少年達に会う。ルアーで、でっかいのを4尾釣ったと言っていた。 一人の少年に、 『ねぇねぇ、日本って知ってる?』 『うん、知ってるよ』 私はとても感心してしまいました。ところがこの少年、その後ピータに 『あの人たち、なにジン?』 『‥‥‥‥‥‥』 ![]() 険しいジャングルの中を歩くことちょうど40分。たっぷりと増水した川に到着。二人とも汗だく。 それにしても、ひと口に40分って言うけれど、木々の枝をかき分け、上ったり下ったり、かなり変化のとんだ山岳行(?)。昔やってたワンゲルを思い出してしまった。 ![]() この川の流れを見たら疲れもフッ飛んだ? |
ピータは私に 「あのあたりがいかも?」などと簡単にポイント説明して、自分はまいわいふを連れて上流側へ。昨日まいわいふがノーフ![]() 私は、自分で巻いたニンフにマーカを付けてピータに言われた “ あのあたり ” にキャスト。本流の流れと、その巻き返しの境い目あたり。すると、一投目でヒット。かなりの手応え、があった割には38cmのレインボー。でもこの位のサイズが元気があっておもしろい。 しょっぱなから、いいスタートを切った私が一人喜びに浸っていると、上流ではまいわいふがヒット。 ![]() なんというか、まいわいふは、やる時はやってくれるというか‥‥‥。 ![]() くやしいけど、ヒレはしっかりしてるし、色も鮮やかでホントきれいなレインボーでした。 ここは、魚影が濃いと言うか、コンディションが上がって来たと言うか、とにかく驚き。一度かけてバラした後、更にそのほんの数m上流でヒット。前のよりかなり強烈な引き。これが私の面目?をかろうじて保った55cmのレインボー。こんな大きいのが沢山潜んでいるのかも。 ![]() ![]() 竿がこんなにまがってますけど なかなかのもんでした |
その後もこの川はフッキング、バラシと十分に我々を楽しませてくれ、私は49cmと27cm、まいわいふは25cmと40cmのレインボーを追加、結局二人で7尾。しかもバラし多数!しかも、この日はオークランドまで移動のため、午後の3時過ぎに終了。これが、もしたっぷり夕方までやっていたら、もし一人で釣っていたら、もしバラした数の半数を上げていたら‥‥‥。2ケタはかる〜く越えていたかも? ここはまさに『スーパー・シークレットポイント』であった。 |
とうとう今回の釣りのスケジュールは無事全て終了。 これから、馬部さんのお家のあるオークランドまで約4時間の車の旅。馬部さんの所は “ アルダーロッジ ” と言うロッジでもある。ニュージーランド最後の夜はここで過ごす予定。 午後5時、たくさんの思い出を残しランギタイキリバーロッジを後にする。 一路、馬部さんの奥さんのおいしい手料理の待っているアルダーロッジへ‥‥‥。 |