ローリング・ストーンズには数々のアルバムがあります。
一般に出回っている正規アルバムもいいのですが、ストーンズファンとしての醍醐味は
やはりBOOTLEG、すなわち海賊版にとどめを指すでしょう。
ここではボクの海賊版コレクションを、そっと披露しちゃいましょう。


★★アナログ編その2 没テイク集★★

Beggers Breakfast

 

<収録曲>
Come On In My Kitchen
Me And The Devil Blues
Memo From Turner
BBC Review Jagger
Jumping Jack Flash 1
Jimmy Miller
Jumping Jack Flash 2
Everybody Pair Their Dues
Jimmy Miller

Parachute Women
No Expectations
Prodigal Son
Two Trains Running And Still A Fool


Sympathy For The Devil
Dear Doctor
Stuck Out Alone & Give A Hamburger To Go
Who Am I See I Love You

Family
Downtown Suzie
Silver Blanket
Mick Jagger Telephone Call

 

音質:ラインC 正規盤「Beggers Banquet」の没テイクと初期バージョン集が中心。

音質はあまり良くないですが、正規盤との違いを楽しむには十分でしょう。このアルバムには名曲「Street Fighting Man」の元になった「Everybody Pair Their Dues」が収録されています。また没テイクも多く、レコーディングというものをかなり楽しむことが出来ます。

 

Deverse Harmonics

 

<収録曲>
Dear Doctor
Got Yourself Together
You Got The Silver
Let It Rock
Did Everybody Pay Their Dues
Mother's Little Helper


Wild Horses
You Gotta Move
Brown Sugar
Sister Morphine

 

音質:ラインA 1965〜69年頃の没テイク集(A面) 正規盤「Sticky Fingers」の没テイク集(B面)

A面は古い没テイク。ミックがボーカルをとる「You Got The Silver」や、「Let It Rock」などが珍しいところです。またこちらにも「Street Fighting Man」の元になった曲が収録されていますが、どういう訳か綴りは「Did Everybody Pay Their Dues」となっています。まあブートなので、しょうがないでしょう(笑)。

Extended Play

 

<収録曲>
Mick Jagger Interview
Lady
Hound Dog
Sweet Little Sixteen
Let It Rock
Don't Lie To Me
Young Love
Cherry Oh Baby

I Get Around
Brian Jones + Satisfaction
You Got The Silver
I Don't Know The Reason
Feel A Whole Lot Better
I Can Feel The Fire
No Particular
Place To Go


Mick Jagger Interview
Jumpin' Jack Flash
I Just Wanna Make Love
Dear Doctor
Medley Of Demos + Outtakes
Blue Turns To Grey
Cocksucker Blues
Andrew's Blues

Diddly Daddy
Dance PartU
Around And Around
Chantilly Lace
Claudine
Think I'm Going Mad
Start Me Up

 

音質:ラインA〜C かなり長期に亘る雑多な録音集。

ジャケットには「貴重なライブ、スタジオデモ、没テイク、リハーサル」とありますが、どうやらそれは少ないようです(笑)。「Hound Dog」は78年のメンフィスのものでしょう。
聞いたことがないような没テイクが多いようですが、それさえストーンズのものかどうか怪しいようです。

初期の曲も多くありますが、それもどうやら「エド・サリバンショー」を録音しただけのもののようです。ただし、とても正規盤に出せない「Cocksucker Blues」や、マネージャーを風刺して作ったと言われる「Andrew's Blues」が結構高音質で収録されているのが救いでしょうか(笑)。最後の「Start Me Up」はカラオケでした。

The Rolling Stones Highway Bound

 

<収録曲>
Mick Jagger
Highway Child
I Don't Know The Reason Why
Bent Green Needles
Tumbling Dice
Elvis/Beatle Tune Medley


Key To The Highway
It Won't Be Long
Respectable
No Particular Place To Go
Start Me Up
Cherry Oh Baby
Around And Around

 

音質:ラインB おそらく正規盤「Tattoo You」のレコーディングと没テイク。

だらだらとスタジオで録音しているストーンズが目に浮かびそうな1枚です。「Elvis/Beatle Tune Medley」なんてとてもレアな!と思うところですが、レコーディング中に遊びでセッションが始まってしまった、ただそれだけのことでした。でも雰囲気は十分伝わってきます。

The Rolling Stones Lonely At The Top

 

<収録曲>
Living In A Harder World
Drift Away
Sweet Home Chicago
Los Trios Guitaros
Jah Is Not Dead


Lonely At The Top
Munich Hilton
What's The Matter?
Gangster's Moll

 

音質:ラインA 録音時期不明(1975年頃と推定)。正規盤没テイク、オーバーダブ前の音源等。

キースとミック・テイラーのジャケット写真ですが、内容には関係ないようです。それにこのレコードは同じ内容でジャケット違い、しかも値段も違うというのがありましたが、これはもちろん安いほうです。

何と言ってもB面トップの「Lonely At The Top」は特筆!!ミックジャガーのソロアルバム「She's The Boss」の1曲めの、あの曲そのものなのです。しかも演奏はストーンズ!!音質もGood!!
そう、クレジットはJagger/Richardsでしたね。ミックのソロではなく、「ストーンズのLonely At The Top」ということでレアなんです。

 

Munich Memories

 

<収録曲>
Warried About You
Memory Motel
Hot Stuff


Hand Of Fate
Raggae'n'Roll
Come On Baby
Back To The Country

 

音質:ラインC 1974年ミュンヘンでの録音。

その年代にして何故「Warried About You」が??
でもそれは確かにそう聞こえなくもない…というのが正直なところです。ただし熟成されて正規盤「Tattoo You」に収録されるまで、かなり時間が掛かったということになるんですねえ。

またこのレコードは限定1000枚で、ボクのはシリアルナンバー433番でしたが、あまり価値はないようです(笑)。

 

Munich Melodies

 

<収録曲>
Hey Negrita
Slave


Cherry Oh Baby
Crazy Mama
Fool To Cry
Melody

 

音質:ラインC 1974年ミュンヘンでの録音。

どうやら「Munich Memories」の姉妹盤のようです。内容も続編と思われます。

ちなみにこのレコードも限定1000枚で、シリアルナンバーは576番です。

The Emotional Rescue Sessons

 

<収録曲>
Summer Romance 1
Dance 1
We Had It All 1
Little T&A

Where The Boys Go 1
Dance 2
Summer Romance 4
Summer Romance 3


Jah Is Not Dead
Dance 3
We Had It All 2

Summer Romance 2
Too Tough
I Love Ladies
Munich Raggae 2

 

音質:ラインA 1979年フランスでの録音、1975年ミュンヘンでの録音の没テイク集。

これはその名の通り正規版「Emotional Rescue」の没テイク。…なんですが、はっきり言ってただのギターセツションばっかりです(笑)。「Little T&A」は正規版「Tattoo You」、「Too Tough」も同じく「Undercover」で日の目を見たのですが、両方ともまだまだセッションの段階です。キースのオープンGからのコードリフなので、その気になりゃいつでも成果品になるのは想像がつくというものですねえ。

The Devil Is My Name

 

<収録曲>
Sympathy For The Devil


Sympathy For The Devil
London Jam
Sympathy For The Devil
(I Can't Get No)Satisfaction
Honky Tonk Women

 

音質:隠密B 正規版「Beggers Banquet」録音の隠し録り。

A面はだらだらと「Sympathy For The Devil」のレコーディングをやっています…というもの。まるで映画「One Plus One」を彷彿とさせてくれますが、ただ聞いているだけでは「何だ、こりゃ?」というのが正直なところです(笑)。