ファンタシースター
〜千年紀の終りに〜

 

 またもやメガドライブ。お前、本気でレビューする気あるのか? DCさかつくはどうした、とか色々文句が飛んでこないのをいいことに、調子に乗ってまたMDのゲームです。どうせ、誰も読んでないだろうしね。

 このゲームは、1993年という、メガドライブの中期にセガが開発、発売したRPGで、ファンタシースターシリーズの完結編として作られました。個人的には(ルナ2をやっていないので断言はできませんが)、MDの中でも最高峰のRPGに上げられるのではないでしょうか。

 俺は、どうやら長大な時間の流れを感じさせるRPGに弱いようで、そのさいたるものがこの千年紀の終りに、でした。操作性も抜群によく(コマンド入力に煩わされるのが大嫌いで、戦闘が長いのも嫌いなので、FFは絶対に好きになれない)、あらかじめ設定さえしていれば、簡単に望んだ行動を取ってくれるというマクロシステムは、非常に重宝しました。

 演出も非常に俺ごのみで、同時に出来もよかったです。パッケージアートの人(ごめん、名前忘れたっ!!)も俺の好みで、俺にとって悪い点を見つけるのが大変なゲームです。

 SSでは、ファンタシースター・コレクションとして収録されています。

 

ストーリー解説

 千年前、惑星パルマが爆発してしまい、モタビアとデゾリスが居住可能惑星となってしまったアルゴル太陽系(これは、PSUで起きた事件のせい)は、アルゴル暦2284年。モタビア星にすむ主人公のルディ・アシュレは、ハンターとよばれる、モンスター狩りとしての第一歩を、師匠であるライラ・ブラングウェンの指導の元、歩もうとしていた。

 彼の初仕事は、ピアタの町にある、モタビアアカデミーに現れたモンスターの退治だった。ライラや、大学の研究員であるハーンと供に、この事件の原因となったモンスターを退治するが、その時にモンスターを作り出す装置が大学の地下にあったのを発見する。

 学長に、どうして大学にそんなものがあったのかを追及するライラ。学長は、バースバレーにモンスターが発生する原因があり、そこに調査に向ったホルト教授が帰ってこず、ジオと名乗る魔道師に脅され、捜索を打ち切ったこと告げる。

 一行は、バースバレーへ向う。だがそれは、これからおこる事件の、ほんの序章でしかなかった。

 

登場人物紹介

ルディ・アシュレ

 このゲームの主人公。元ストリートキッズだったが、ライラにその才能を見こまれ、ハンターとして更正する。

 最初は情けなかったが、次第に自分のなすべきことを考え、悩み、成長していく。主人公とはかくあるべき、という典型かも。

ライラ・ブラングェン

 ルディの師匠。八つ裂きのライラというあだ名を持つが、本人は嫌っているようだ。かなりのプロポーションの持ち主で、美人。とある事件がきっかけで死んでしまう。

 すっげぇ死んでほしくなかった。圧倒的な存在感を持つキャラクター。主役くってます。完全に。ぽんずはライラにめろめろ。バストは、88、とのこと(それ以上は、わからず終い)。

ハーン・マーレィ

 クルップ村出身で、すでに結婚の約束を交した恋人がいる二四才。ライラになにかと理由をつけられては、カネをぼられる。研究員で、ホルト教授の元、生命学の研究にいそしむも、行方不明になったホルト教授の行方を知りたくて、ライラやルディと行動をともにする。

ファル

 デス・バレーのコンピュータ、シードが作り出したニューマン。1歳。PSUのネイを元にして作られた人工生命体。このゲームのヒロインで、成長が早い。天然か? と思えるシーンもあるが、基本的には分別があり知性もある。時々、行きすぎるルディを止めたりもする。

スレイ

 気障、態度がでかい、口が悪い、けど顔がいい、という典型的な2番手キャラ。魔道士でもある。ライラとは、昔なにかがあったらしい。ルディをからかっているが、それによってルディがいらぬプレッシャーから解放されているのも確か。

 実はね、ほら。いろいろあるのだよ。本当、2番手キャラの王道を歩んでます、スレイは。

フォーレン

 旧文明が作り出したアンドロイド。アルゴル太陽系を支える環境コントロールシステムの総合管理ユニットでもある。戦闘型アンドロイドなので戦闘力はかなりのもの。998歳。ファルの家庭教師的役割も果たしていたようだ。

 

 他にも色々でてくるけど、なによりライラがいい! 彼女の存在は大きく、主人公のルディの成長に、かなりの影響を与えている。美人、料理も上手い(町の住人との会話で、そうだと断言するものがある)、強い、反面、女性らしい一面もあり……もう、めろめろです。

 あ、ファルも好きだし、上には紹介してないけど、フレナというアンドロイドも好きだし、シェス・ティアニーもすき。だって、ねぇ……

 

よもやまごと

 もう、めちゃくちゃはまりました。さくさくすすむし、戦闘も面倒じゃないし。おしむらくは、簡単に終ってしまう、と言うところでしょうか。でも、それは俺にとって長所でもあるわけで……面白い。

 ただ、バグがあります。

 ファルを99レベルにすると、フォーレンのステータスがバグってしまうのです。全員99レベルにしよう、と、きばってレベルを上げていたのですけど、このバグによりファルは98レベルからずっと戦闘不能状態。

 まあ、こんなことをするユーザーはめったにいないだろうから仕方ないのだろうけど、かなしかった_。なぜか凄くかなしかった。これぐらいのバグ、ちゃんととっておいて欲しかった。頼むよ、セガさん。

 いわゆる大作RPGではないため(セガが作るRPGに大作はない、というのは俺の持論)、あまりにあっけなく終るのでつまらない、と思う人が大部分かもしれないけど、俺はこれぐらいのほうが繰り返しプレイできて、とってもらくちんで嬉しい。

 俺は、RPGやADVを、小説を読むように繰り返しプレイするので、どうしても大作RPGは辛く感じてしまうのです。だから、このゲームの長さは非常に言い感じで、何回もやりなおしました。

 BGMもけっこう好みで、CDが通販のみで販売されたそうな。手に入れようと思ったときには、すでに売りきれ。ほしいよう。誰か、誰かくれ〜、焼きまわしてくれ〜、ほし〜! 手に入らない以上、焼きまわしてもらうしかないじゃないかぁ〜、ほし〜よ〜!(T_T)

 しっかし、俺ってば、こればっかりだなぁ。


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