愛・地球博 グルメ紀行 リベンジ編(^^;)

作成日:2005年9月19日

■2005年9月16日(金)

今年の6月、我が家のPCメンテ係のM氏と愛知博から帰ってきた直後の会話。
M氏「大阪万博では混んでいていけなかった『三菱館』に今度こそ行きたい」
DAI「やっぱり『トヨタ館』に行ってみたいね」
M氏&DAI「整理券もらったのに行き損ねた『めざめの方舟』にも行きたい!」
……ということで、9月の連休のものすごく混んでいそうな時期にリベンジを決行!

前回とほぼ同じ日程で午後2時頃、長久手会場・北ゲートより入場。
最初に向かったのは今回も「グローバルコモン6」(以下GC6と表記)でした。
南太平洋共同館のヤシの実ジュースが飲みたかったのに、残念ながら入場規制中。
お向かいのタイ館のヤングフレッシュココナッツ(\600)に変更。近くの休憩所でゆっくり
飲んでリフレッシュしました。中華料理のココナッツミルクを薄めて野性的にしたような、
かなり好き嫌いがありそうな味。量も多いので一人の飲むには度胸がいるかも(^^;)。
カンボジア館(アンコールワットの模型が見物)とブルネイ・ダルサラーム館を見学。

午後3時に事前予約していた「三菱未来館@earth」へ。案内役のロボットアテンダント
wakamaru1号〜3号がかわいかったです。天然ボケの2号が特にお気に入り(^^;)。
メインショーはテーマとメッセージがはっきりしていて、映像は美しく、なかなか心憎い
演出でした。素直にじーんときて涙が……。お月様が存在する奇跡に感謝しないと。

前回、DAIの名前で当選した「サツキとメイの家」。今回はM氏の名前で当たりました。
お互い今年の『運』は使い果たしてしまったかもしれません(^^;)。既に夏バージョンは
終了していて、6月と同じ状態でした。同じく午後4時半からの見学でしたが、太陽の
高さが低くなったので部屋の奥まで日が差し込んでいました。新たに見つけたものや
初めて知ったこともあってちょっと嬉しかったです。(詳しくはこちら
   


 「三菱未来館」のwakamaru2号

 「サツキとメイの家」内部の写真はこちら
   

   
次の「長久手日本館」の事前予約は午後6時から。少し時間が半端だったので
GC6のマレーシア館のロティーチャナイ(\800)を食べに行きました。なかなかの人気で
30分待ち。薄く伸ばした生地を畳んで焼き、2種類のカレーソースをつけていただきます。
マレーシア館には席はないので、センターゾーンを臨む休憩所で食べました。

午後6時からは繭のような形の「長久手日本館」を見学。360度全天球映像システムで
有名な「地球の部屋」以外にもいろいろ展示がありました。社会の授業にはいいかも。
地球の部屋の映像は確かに迫力はありましたが、おもしろみはなかった気がします。
日本館をでると外はもう真っ暗でした。つるべ落としの秋の夕暮れ。
  
夕食を食べにGC4へ。第1目標のチェコ館は、今日に限って午後6時で終了(ToT)。
前回食べ損ねたルーマニア館もすでに打ち止め。他の館も軒並み長〜い列が。
座席数が多く、ラストオーダーが遅くて、料理も美味しいポーランド館「ポロネーズ」へ。
ここは万博終了後、名古屋に同じスタッフでお店を出すことが決まってます。東京にも
進出の予定があるので楽しみです。60分待ちで店内奥の落ち着いた席に座れました。
キノコのスープ:量がたっぷりで濃厚な味(\1200)、ロールキャベツ:付け合わせのポテト
も美味(\1500)、クラコフ風牛肉のにつけ:塩味の利いたお肉と淡泊なニョッキが絶妙
(\1800)、シャルロットゥカ:9割がりんごでできている甘〜いりんごのケーキ(\1000)、
奮発してグラスワインの赤と白(各\700)までいただいてしまいました。満腹(*^^*)。
   


 ポーランド館のロールキャベツ

 ポーランド館のシャルロットゥカ(りんごのケーキ)   
   
北ゲートまでキッコロ・ゴンドラかIMTS(圧縮天然ガスで走る自動運転のバス)で
戻ろうかと思ったら、ゴンドラは長蛇の列。IMTSは発車まであと20分(オイオイ)。
仕方がないので腹ごなしも兼ねて歩いて戻りました。途中西ゲートのお土産屋さんで
お買い物。店内はまだ混雑してましたが、レジはほとんど並んでませんでした。
人混みをかき分け欲しかったグッズを発見。ラッキ〜♪という気分です。
  
さて、問題の帰りの足。北ゲートからリニモ・地下鉄を乗り継いでいくか、東ゲートから
シャトルバスで乗り継ぎなしで帰るか……悩んでいると北ゲート前で警備員さんが
「リニモは1時間待ち。シャトルバスがお勧めです」と叫んでいました。ここでバスの
時間を言ってないところがミソです。午後8時50分、東ゲートに向かうことにしました。
ゲートそのものまではトコトコ歩いて10分弱。ただし、その先には長い長い列ができて
いて……バスの乗車券を購入できたのは50分後。さらにバスに乗るまで30分……。
シャトルバスは高速道路を走るので必ず席に座れます。座った後の記憶がないです。
11時10分頃バスターミナル到着。発着場は4階にあるので今度は地上まで延々と
階段と通路を行く羽目に……リニモにすればよかった(T_T)。
   
   
   
   

■2005年9月17日(土)

2日目です。早起きして、名古屋駅午前6時44分発の地下鉄東山線で出発。
藤ヶ丘駅で20分くらい待って、7時32分発のリニモに乗り換えました。ここまでは
さすがにまだ朝早いので順調です。万博会場駅でトイレによって8時頃北ゲート前に
到着……8時50分頃ゲート通過。相変わらず荷物チェックで時間を取られます。
最初に行った「ワンダーホイール展・覧・車」(先着順のみ)はすでに60分待ち。
しばらくすると「80分」「90分」「110分」とあっという間に数字が増えていきました。
ここのメインショーは4人乗りの観覧車の中から見る変わり種。いったん屋外に出て
会場内を臨み、再びパビリオンの中へ戻っていきます。いい眺めです(^^)。

今日のメインは「トヨタ館」ですが、2人同じ時間に事前予約が取れませんでした。
M氏の予約は11時20分からなので、その前にお昼を食べることにしました。
GC1のネパール館でA1セット:チキンカレー、ナン、サラダ(\1000)と、単品のナン
(\500)、マンゴージュース(\300)を注文し、2階席で食べました。タンドールという
窯で焼いたナンは表面はカリッと中はモチッとした食感でなかなかいけます。

「トヨタ館」に一緒に行って、DAIの分の変更がきかないか一応打診してみましたが、
あっさり断られました。誰でも出入り自由なトヨタ館のギャラリーで待ち合わせをして
単独行動になりました。DAIの(ものすごくささやかな)冒険の始まりです(^▽^;)。
   


 「ワンダーホイール展・覧・車」

 「ネパール館」のA1セットとナンとマンゴージュース
    
DAIの「トヨタ館」の予約は午後1時なので、あと1時間半。あまり遠くには行けません。
GC1にはまだ見ていない館があったのでそこを回ることにしました。
イラン館。入り口を入ってすぐに宝石をちりばめたペルシャ絨毯(1000万円)が飾られ、
中には展示物と商品が混在していました。会期も残りわずかなので30%OFFのものも。
中央にはイランの家庭に昔は必ずあったという噴水が設けられ、周りには長いすがズラッ
と並べられ、まるでバザールの休憩所といった風情。伝統的なサモワールで煎れられた
チャイハネ(イラン風紅茶)(\200)で一休み。ものすごく濃くて苦いので口に角砂糖を含み
熱い紅茶を飲むのですが……猫舌なので慌てて砂糖をはき出す羽目になりました(^^;)。

バングラデシュ館、「リキシャ」(自転車タクシー)の装飾がすごいです。真鍮細工も印象的。
パキスタン館、民話のレリーフが飾られ不思議な雰囲気。
スリランカ館、宝石の産地なのでアクセサリーにも心引かれましたが、紅茶を購入。
モンゴル館、移動式テント「ゲル」の中では民族衣装で写真撮影(\500)ができます。
インド館、踊るシバ神、ヨガ、宝石……さすが古代文明発祥の地、いろいろありました。

午後1時、トヨタ館へ。入場受付は1時20分まで、ショーは40分開始。かなり待ち時間が
あります。その間、各種注意事項、入場方法の説明を聞いて、ロボットの演奏に合わせて
歌う練習までしました。DAIは出遅れたので『G』扉から入場。最上段の席でした。
ロボットくんたちの出番はプレショーだけなのですぐ終わってしまいます。ちょっと残念。
グッズももうお目当てのものは売り切れてました。再入荷なし。さすがカンバン方式のトヨタ。
無駄がないです(^^;)。午後2時10分にトヨタ館・ギャラリーでM氏と無事合流。
        

 「イラン館」のチャイハネ

 「トヨタ・グループ館」
   
次に向かったのはGC5。人気の「エジプト館」は入場に1時間待ち。ツタンカーメンの
お面や棺のレプリカなどがありました。エジプト館のレストランはオープンテラス方式。
エジプト花茶(ハイビスカスウォーター)(\300)を飲んで一休み。美味しかったです。
待ち時間なしで「アフリカ共同館」を見学。民族楽器が人気なようです。

午後4時になったので早めの夕食を取るためにGC4へ。今日は「チェコ館」も営業中。
展示の方ではなくレストランの列に並びました。だいたい1時間待ち。
農家のお皿:鴨のロースト・スモークした豚などにザワークラフトと蒸しパン(\2500)
森のキャベカツ:ザワークラフトを包み込んだ鶏肉にポテト(\1500)。
黒ビール
:日本初上陸。コクがあって甘口です。料理にピッタリ(\900)。
見た目よりもボリュームがあって、デザートを取らなくて正解でした(^^;)。

GC4はどこも長い列ができていたので、唯一待ち時間なしだった「コーカサス共同館」
を見学。ヨーロッパとアジアの狭間で、様々な文化や宗教の影響を受けた国々なので
美術品も独特な雰囲気でした。バラの香料を使った製品がいっぱいありました。
お腹がいっぱいでバラのソフトクリーム(\300)を食べられなかったのが残念。
17日は最高気温が35度を記録したそうですが、さすがに午後5時を過ぎると涼しくなり、
お散歩にちょうどいい感じです。
    

 「チェコ館」の農家のお皿。ビールにピッタリ

 「チェコ館」の森のキャベカツ
   
午後6時30分から事前予約していたグローバルハウス(オレンジ)を見学。
ソニーが開発した世界最先端の映像を体験したいならブルーホールですが、演出が
いまいちらしいので、映像技術は最高峰でなくても見せるうまさでは上を行くNHKの
オレンジホール。演出うまいです。観客を巻き込むのはさすがでした。展示も充実。
最後に寂しげな瞳の冷凍マンモスを見て、退場。ムードよく小雨まで降り出しました。

午後7時半過ぎ。捜せば空いている外国館はあったのでしょうが、お天気も悪いので
さっさと帰ることにしました。『東ゲートからシャトルバス』は昨日で懲りたので、
『北ゲートからリニモ』にしました。40分待ち。午後10時前にホテル到着。
さあ、明日は事前予約なし、ぶっつけ本番の最終決戦です(^^;)。
   
   
   
   

■2005年9月18日(日)

最終日です。チェックアウトとトランクの発送に手間取り昨日より5分遅れて出発。
名古屋駅を午前6時53分発の地下鉄東山線に乗車。藤ヶ丘駅からは臨時バスも
出てましたが、40分待ってリニモに乗車。万博会場駅に着くと、トイレは昨日の倍
以上の混み具合です。覚悟を決めて炎天下に並んでいると、意外とスムーズに
列が進んで、午前9時半頃北ゲートから入場。すぐに企業パビリオンゾーンBへ。
「めざめの方舟」の整理券は9時配布開始(午後4時の回まで)。他の企業館を
玉砕した人が多く回っていたらアウトです。配布終了の赤い紙が貼ってない!
やった!午後2時からのスロープ席の整理券ゲット!

次々に人が入場してくる北ゲートの前を通り、「JR東海 超伝導リニア館」へ。
3Dシアターの10時20分開始の列に入れました。本物の超伝導リニアカーの横で
待つこと30分。3Dメガネを受け取って入館です。新幹線が速く走るのを見るのが
好きな人にはとても楽しい映像です。DAIは車の方が好きなので……(^^;)。

今日はいよいよGC5のアフリカ料理に挑戦です。
午前11時を少し回ったばかりだというのに、アフリカ共同館の前にはすでに長い列
ができていました。メニューによって途中で青と黄色に列が分かれます。私たちは青。
DAIはラムと野菜のクスクス:憧れのチュニジア料理(\700)とマンゴージュース(\300)。
M氏はココセット:ドロワット(辛口のチキンシチュー)・クスクス・チキンカバブ・ダボが
セット(\900)とトロピカルミックスジュース(\300)。ボリュームたっぷりです。
   


 「JR東海 超伝導リニア館」の超伝導リニア(実物)

 「アフリカ共同館」のココセット
   
午後2時までまだ余裕があるので外国館を見て回ることにしました。
GC3のイタリア館は40分で入れました。レース仕様のドュカティ(オートバイ)やF1の
フェラーリ(模型)などの工業デザイン製品、国宝級の彫刻、チョコレートで作られた
実物大のチンケチェント(イタリアの小型車)など、さすが見せ方がうまいです。
ギリシア館にも寄りたかったのですが列が長すぎて断念(ToT)。

グローバル・ループを夢見る山に向かっていく途中、GC2のキューバ館に寄りました。
いろいろ飲み比べてみましたが、やはりここのマンゴージュース(\200)が絶品です。
今回は最後なのでラム酒ベースのカクテルにも挑戦しました。フローズン・ダイキリ
砂糖・マラスキーノ(さくらんぼ酒)・レモン汁・ラム酒・クラッシュアイス(\500)。
たぶん結構強いと思うんですが口当たりがよくて美味しかったです(*^^*)。

本日のメインイベント、「夢見る山」のテーマシアター「めざめの方舟」です。
入り口を一歩入るとそこは『押井守の世界』でした。139体の擬人像。天井のキノコ。
音楽。歌。飛び交う文字に至るまで押井守以外の何者でもありませんでした。圧巻。
DVDも持ってますが、やはり本物は迫力が違います。これが3部作の最後ですが、
どのバージョンもスロープで2回、アリーナで1回ずつは観たかったです。この時期に
無理してきた甲斐がありました。
   

 「キューバ館」のフローズン・ダイキリ(中央)

 「めざめの方舟」入口
   
午後2時半、予定より少し早めに来たゲートより撤収。待ち時間の表示が何もなかった
のに妙に混んでます。ゲートから出ていく人はまだそんなに多くないのに???
後で理由がわかりました。この日は初めて入場規制が行われ、あきらめて帰る人と
一緒になってしまったんですね。この日の入場者数281,441人(^▽^;)。

以上、飲み食いにひたすら重点を置いた「愛・地球博」見学リポート・リベンジ編でした。
   
 

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