愛・地球博 グルメ紀行(^^;)

作成日:2005年6月6日

■2005年6月3日(金)

我が家のPCメンテ係のM氏と二人で、「愛・地球博」に行ってきました。
M氏は、かの「大阪万博」や「筑波博」にも行ったことがあるという勇者です。
DAIは万博初体験のルーキー。二人の今回の目標は、各国料理の食べ飲み歩き。
なにしろ一生行けそうもない国々の料理や飲み物を手軽に味わえるチャンスです。
決して企業館の予約を取れなかったので、ヤケになったというわけではありません。
セントレア(中部国際空港)に着いて先ずトランパス(注1)を購入。これ1枚で
名古屋市内までの名鉄、名古屋市内の地下鉄、リニモに乗れるので便利です。
午後1時40分に地下鉄東山線の名古屋駅を出発、藤ヶ丘でリニモに乗り換えました。
さすがに平日の午後は空いてます。午後2時半に長久手会場・北ゲートより入場。
  
グローバル・ループを歩いて最初に向かったのはオセアニアや東南アジアの国々の
パビリオンがある「グローバル・コモン6」。お目当ては今話題のオーストラリア館の
ワニロール(\1100)。本当に鶏ササミのような味です。ワニだと知らなければ鶏肉だと
思って食べてしまいそう。一緒にラム&ローズマリーロール(\600)を食べましたが、
こちらの方が好みでした。お値段は高めですが、お昼はどちらかひとつで充分です。
次ぎに台湾料理の店「イラ・フォルモサ」で果実付きマンゴーソフトクリーム(\350)を
デザートにいただいてお昼ご飯終了。
   

オーストラリア館のワニロール(左)と
ラム&ローズマリー ロール
(こぼれやすいのでウェットテッシュ必携)



※「トランパス」(注1)
名鉄では「SFパノラマカード」、
名古屋市交通局では「ユリカ」などの
名前で売っているプリペイドカード

   

   
北エントランスに2店、西エントランスに1店、公式記念グッズのお店があります。
北は混んでいるので西の方でお買い物。狙いは「モリゾー&キッコロ 海洋堂ミニ
ヴィネットフィギュアコレクション」(\300)。会場内限定の2種を含む全7種類が
ブラインド方式で売られています。無事10個ゲット♪
  
そして、本日のメインイベント「サツキとメイの家」です。
ハガキによる抽選で1日限定800人のうち4時30分からの50人に当たりました。
15分前から受付が始まり、申し込みハガキにシールが貼られた予約券を渡して
身分証明書で本人確認。記念品と入館証を渡されます。受付順にCとDの2つの
グループに分かれ、Cが家の中を見学(写真撮影不可)している間、Dはお庭から
見学(写真撮影可)。15分ほどで交代します。隠し階段は捜せますが、2階には
上がれないのが残念。懐かしいか珍しいかは、見学する人の年齢で反応様々。
DAIはポンプで水を汲んだことはありますが、洗濯板は使ったことはありません(^^;)。
抽選に外れても周遊コースがあるので、建物の全景を撮影したり、バス停で
アテンダントさんに写真を撮ってもらえます。ただし照明がないので午後6時まで。
   

サツキとメイの家
門の横から見たお父さんの書斎のベランダ。
   
   
   
「サツキとメイの家・写真集」
M氏が撮影した内部の様子です。
   
   
会場の南東の端にある「サツキとメイの家」からグローバル・ループをトコトコと次は
企業館が並ぶ北に向かいました。途中、南北アメリカの「グローバル・コモン2」の
キューバ館で一休み。バーテンさんが黙々とキューバ産のラム酒を使ったカクテルを
作っています。でも、日本人に一番人気はマンゴージュース(\200)。美味しいです。
  
この日もう一つ事前予約が取れたのは「ガスパビリオン・炎のマジックシアター」。
環境がどうしたとか、地球の未来がどうしたということにまったく関係ない軽いのりで
楽しめます。一番近いのはディズニーシーのマジックショーかも???
ガスパビリオンの屋上は予約なしで誰でも登って楽しめます。会場内は意外と照明が
少ないため外国館の周りも夜は寂しいのですが、ここは周りの企業館の照明が明るい
ので夜景がきれいです。
  
日が沈んだところで夕食を食べにキッコロ・ゴンドラで「グローバル・コモン4」へ。
地中海に面していないヨーロッパの国々のパビリオンがあります。残念ながら
ルーマニア館のレストランは既にラストオーダー。ベルギー館のワッフルは完売。
遅くまで営業しているときいたポーランド館のレストランに行きました。
紳士の国イギリスに対して、ポーランドは騎士の国。男女とも美形が多いです。
麗しのウエートレスさんに注文したのは、伝統的なピエロギ:肉とキノコ入りの餃子の
ようなもの(\1200)、ジャガイモのパンケーキ:野菜が刻み込まれたパプリカソースつき
(\1300)、鴨のロースト:合鴨と似て非なるもの、ソースが絶品。付け合わせの焼いた
林檎も美味(\1900)、アップルジュース(\400)。美形を見ながら美味しいお料理♪
銀細工に琥珀をあしらったアクセサリーも売ってました。ちょっと欲しかったかも。
  
食後は、ロシア館で復元マンモスを見て、アイルランド館でケルト文化の展示物を見て、
ベルギー館でチョコクッキーをもらい……気がつくと午後9時を回っていたので、辺りの
パビリオンは軒並み扉が閉まってました。本日の見学終了。
帰りのリニモは、さすがに結構混んでました(^▽^;)。
   
ポーランド館の鴨のロースト
ジビエ(野禽)のような味わいでソースが絶品。
 

■2005年6月4日(土)

土曜日なので朝7時40分に名古屋駅を出発……すでに藤ヶ丘駅は大混雑。
8時42分のリニモに乗り公園西駅で下車。西ゲートに向かってトコトコ歩いていきました。
ずっと順調に進んだのにゲートまであと50メートルというところでストップがかかりました。
あとは午前中の夏コミ状態。たまに少しずつ人の波が動いていきます。手荷物検査が
必要なのはわかるけどもうすこし人員を確保して欲しいものです。ゲートを通過したら
エスカレーターは超満員なのに階段はほとんど無人。階段を上った方が早いです(^^;)。
グローバル・ループまで上がったのが9時45分。西ゲートから最も近いアフリカ諸国の
パビリオンがある「グローバルコモン5」の入り口にプラカードを持ったお姉さんを発見。
そうです。実は、9時50分にこのお姉さんの許に辿り着かねばならなかったのです。
   
「NEDO(新エネルギー開発機構)パビリオン・未来のエネルギー探求ツアー」。
1日5回、1回40人計200人のみが参加できる、人数だけなら「サツキとメイの家」より
ある意味レアなこのツアーにM氏が予約していたのです。廃棄物を利用した燃料電池、
太陽光発電、蓄電装置、エネルギー制御システム……平たくいえば発電所の見学。
会場内のレストランから出る生ゴミを発酵させ、メタンガスから発電するシステムも
あります。このときでは廃棄物を乾燥させると……堆肥ができます。ということで、
お土産にこの堆肥とお花の種をもらいました。目指せ、循環型エネルギー社会(^^;)。
   

NEDO連携・エネルギープラント
右側の斜面とグローバル・ループの手すり、
それとスペイン館の横にそれぞれ種類の異なる
太陽電池が備え付けられています。
    
社会見学の後はお昼ご飯です。お向かいの地中海諸国とヨーロッパのパビリオンが
ある「グローバル・コモン3」へ。今日のお目当ては、バラの外壁も鮮やかなブルガリア館。
ローズジュース(\600)、バラのジャム入りヨーグルト(\500)、バラのソフトクリーム(\500)
とバラづくしの喫茶メニューが好評です。ランチタイムは11時半から、ムサカ:野菜と挽肉の
グラタン風味(\945)、サルミー:米をブドウの葉で包み込んだもの(\1050)をいただきました。
不思議な味です。サワークリームなどを使っていると思いますが、レシピが思いつきません。
周りにも挑戦している人が結構いました。また、ここではバラの香料を使った化粧水なども
販売しています。私はバラのジャム(\2000)を買いました。紅茶に入れて飲んでみます。
   

     
ブルガリア館のムサカ(上)とサルミー。
グラスにはローズジュース。
浮いているのは赤いバラの花。美味です。
   
ドイツ館は長蛇の列が建物の周りをぐるりとまいていたので断念。
西エントランスの公式記念グッズのお店で昨日買い損ねたものをお買い物。
お腹が少し落ち着いたところで、チュニジア館へ向かいました。
遙か昔、「地中海のルカ」という少女マンガがありました。このマンガを読んで以来一度は
カルタゴ(現チュニジア)にいってみたいと憧れていたのです。中はアラビアンナイトの世界
でした。針金で鳥カゴを作る職人さんの実演。美しいガラスの香水瓶に入った香水を売る
お姉さん。その横にカフェがあります。チュニジアコーヒー(\500)、ミントティー(\300)、
高級和菓子かトリュフチョコのような大きさのチュニジアのお菓子(\300)を買って、絨毯が
敷かれた休憩コーナーでいただけます。お砂糖を入れてもらわなかったので苦い飲み物と、
砂糖を使わずハチミツで味を付けたお菓子。とても合っていて美味しかったです。
    
チュニジア館のチュニジアコーヒー(右)と
ミントティー。紙コップなところがポイント。
お菓子が載っている金色のお皿も美しい
アラベスク模様が入っていますが、紙皿です。
   
午後からは東南アジアを除くアジアの国々のパビリオンがある「グローバルコモン1」へ。
前日サウジアラビア館では催し物があっていろいろなものが配られたようなので、今日も
何かないかと20分ほど並びました。さすがオイルマネーの国、手間と金がかかった展示
で面白かったです。出口でオアシスの音楽のCDを1枚もらいました(^^;)。
スリランカ館の喫茶コーナーでロイヤルミルクティー(\350)を飲みました。大柄なシェフさん
が豪快に煎れてくれます。お砂糖とミルクがたっぷり入った温かいお茶が美味しいです。
冷たいフレッシュパインジュース(\400)もあります。美味しいパインを食べているような味。
中国館、ブータン館(極彩色の仏像や山水画がきれい)、中央アジア共同館(中央には
大きな涅槃像)、ネパール館(木彫寺院が見事)……ここまで回ったところで空模様が
かなり怪しくなり雷まで鳴り出しました。夕方人と会う約束があったDAIはここでリタイヤ。
夜に長久手日本館とグローバルハウスの予約が取れていたM氏は残留。
南太平洋共同館で椰子の実ジュース(\700)を飲んだそうです。量がたっぷりあって疲れ
がとれたそうです。繊維質たっぷり低カロリーなので女性にもお勧めとか。

以上、飲み食いにひたすら重点を置いた「愛・地球博」見学リポートでした。
   
 

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