ソフトステージ 菌劇場ミニ・再演

《 メガハウス 》

「L.エドデス+椎茸」。「菌劇場ミニ」が好評だったので出た続編。菌が、かもす対象を持っているところがポイント。原型が海洋堂ではないので、これまでうちに来た菌たちとは微妙に違いますね。 「P.クリソゲヌム+ペニシリン」。青カビといえば蜜柑かお餅という気もしますが、たぶん人間のお役に立つ物をかもすというコンセプトなのでしょう。菌と人間の関係を大きく変えた事柄ですから。
C.シネンシス+冬虫夏草」。C.シネンシスは、虫草菌。幼虫に寄生し、高価な漢方薬「冬虫夏草」のもとを作り出します。原作では、一儲けし損ないます。なんでも除菌すると、困ることもあるんですよね。 「L.ヨグルティ+ミルク缶」。お馴染みのL.ヨグルティは、日本で作られるヨーグルトによく使われる乳酸菌。ヨーグルトは牛乳をかもして作るので、ミルク缶だと原料を持っていることになるのでは?
「A.アセチ+お酢」。A.アセチは、酢酸菌。アルコール飲料に作用して酢を作ります。どんな高級な日本酒だろうとワインだろうと、こいつにかかればただのお酢。のんべには迷惑な菌かも。 「A.オリゼー+しょう油」。日本の国菌、「もやしもん」の真の主役(?)A.オリゼーは、黄麹菌。デンプンの糖化に優れ、ここでは醤油を持ってますが、酒や味噌などなどを作るときにも大活躍(^^)。
「A.ソーエ+みそ」。A.オリゼーによく似た、A.ソーエは、醤油麹菌。高濃度の塩分の中でもかもし可能で、しょう油やみその製造に大活躍。しょう油やみそのうまみって、彼らの力量におうところが多そう。 「A.アワモリ+泡盛」。A.アワモリは、黒麹菌。デンプンを糖化する力と併せてクエン酸発酵力が強く、有害菌を防ぐ力もあります。そのため温暖な地方での酒造に大活躍。
シークレット「T.マツタケ+松茸」。T.マツタケは、名前の通り、松茸菌。他の細菌に弱く、やせた土にしか生育しないそうな。一般庶民にはある意味シークレットな茸のマツタケを、せっせと建設中。 バージョン違い「A.オリゼー+かもすぞ瓶」。純米吟醸生酒「かもすぞ」は、実際に存在します。石川先生が利き酒して選んだお酒。06年度産は、わずか13分で完売。07年度産は、抽選販売だったそうな。
オマケ
「菌劇場ミニ:3.C.トリコイデス」。黒カビです。これは「再演」ではないので、かもすものを持ってません。持たせるとしたら、風呂桶?クーラー?洗濯機?……どれも持つというイメージじゃないですね(^^;)。

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背景素材:Salon de Ruby様