北海道の廃屋

北海道いたるところに廃屋あり。写真は山のようにあるので、ちょっと変わったものを選んでアップしてみた。
一番上は、文字どおりの廃屋内部。薪ストーブがここが厳寒の地であることを物語っている。ふすまや床の荒れ具合のわりには、妙に貼られているポスターが生々しくて、自分でも気に入っている写真。
2つめは説明が必要だろう。これはもと映画館だったところで、所在地は鴻ノ舞にも近い滝ノ上町にある。建物の奥、写真の中央部に小さな窓がふたつあるのがわかるだろうか、これは映写窓つまりここが映写室だったのだ。そしてその窓から中を覗き込んでみると、しっかり35ミリ映写機があるではないか。つまり映写室だけを残して、あとはすべて剥いでしまったものなのだ。なぜそうしたかは知らないが、映画館跡廃墟としては妙な物件。
3つめは小学校だった場所。これまた過疎化の進む北海道では多い物件。けっこうものが残っている物件が多い。たとえば、理科室の半分皮を剥いである人体模型とか、そいういう学校グッズが無造作に打ち捨てられているのだ。

さて、お次はいろいろな廃屋内部を3点。これじつはみんな炭鉱住宅だったもの。最初は南大夕張で、モルタル造りの炭鉱住宅。次は芦別でこれは鉄筋の4階建て。ポスターのアイドルでここから住人が去った年代がわかる。最後は三笠で、ここは木造。床板がないのはおそらく焚き付け用か何かのために持ち去られたということだろう。