左は丸善食品工業(MSK)の初代缶コーヒー。デザインがなんとも言えないインパクトがある。こういうイラストは70年代テイストというのだろうか、もはや商品デザインでは見ることができない。それで今、改めてみるとインパクトがあるというわけだろう。

右は明治の缶コーヒーで、いわゆる記念缶というやつ。ゲットは91年のこと。ロケハンで三宅島に行った時のことだと記憶する。空港の自販機に入っていたもの。ちなみに私は記念缶には興味がなく、あまり所有していない。記念ものというのは、どのコレクタージャンルでもそうだろうが、コレクター地獄への入り口だと考えるからだ。ここにはまると物をおもしろがるという当初の趣向が破壊され、ブツに取り憑かれ、振り回されるという地獄が待っている。まあそれも快楽をもたらすものだというのは承知しているのだけれど。やはり本末転倒だと思う。ブツの魅力に負けてはいけない。ブツは踏み台にしなくては楽しくない。想像力を活性化するためアイテムでしかないと思う。これは私独自の発想ではなく、寺山修司さんをきちんと消化していればおのずとわかることだろう。つまり(以下、長過ぎるのでカット)