ダブル8を接合する方法について(2005.3.25)

問い合わせや依頼が重なり、ひとついいテを思いつきました。とっくに知られていることかもしれませんが。ズバリ、16mmのロールテープを使うスプライサーを使います。これは公民館や学校などで16mmの映写設備のあるところには常備されているので、借りやすいと思います。ダブル8は16mmフィルムを縦半分に切ったものなので、穴(パーフォレーション)は合います。16mmフィルムを接合するのと同じようにして、テープを乗せ、アームを下ろして穴を開け、フィルムと切断されたテープを取り出し、裏側にテープを回り込ませて貼付けます。はみ出した部分ははさみで慎重にカットします。さて問題は、ダブル8は穴(パーフォレーション)の数が16mmフィルムの倍あるということ。したがって、接合部分の左右の穴はテープで塞がれてしまっています。そこで、もう一度、スプライサーにフィルムを乗せます。今度は接合したところから左か右に1コマだけずらして乗せ、アームを下ろします。そうすれば塞がっていた2つの穴もきちんと穴が開きます。

紹介 ネットショップ「カメラ生活舎」(2005.2.5)

すでにいくつかのサイトで紹介されていますが、遅ればせながら8ミリ救援センターでも紹介いたしたます。店主は東京造形大の出身だそうです。これまではカメラのきむら新宿店で委託販売で8ミリ関係を置いていたのですが、下で書いているような事情ですので、自分で販売かつアフターケアもしていこうと旗揚げしたそうです。ユーザーとしては単純に選択肢が増えるのは喜ばしいことです。また8ミリのような規模の小さい市場では、ユーザーの側が常に店を育てるべくはたらきかけていくべきだとも思っています。そういう意味で応援していきたい気持ちです。

http://www2.odn.ne.jp/camera-seikatu/

訂正 ネガテレシネ料金について(2004.12.10)

『8マニュ2005』の16ページに「ネガテレシネはヨコシネで1ロール7000円」と記載したが、これは誤りであることが判明。定価では5分まで45000円とのこと。これではちょっと趣味の映画製作の範囲で使うというわけにはいきません。

カメラのきむら新新宿店情報(2004.12.10)

新しい新宿店がオープンしましたが、8ミリ中古機材はほとんど置いていません。『8マニュ2005』はひきつづき置いてもらっています。新宿区西新宿7-9-15ダイカンプラザビジネス清田ビル2階/営業時間:10:00〜20:00/TEL03-5338-5583

カメラのきむら新宿店閉店(2004.9.8)

ヒカリカメラ八重洲口店の閉店後、8ミリ中古の品揃えも多く、定期的にチェックする8ミリ愛好家も多かった店ですが、2004年10月末をもって閉店することになったそうです。最後に9月23日から在庫一掃セールをするそうなので、買い逃している機材のある人は要チェックかもしれません。『8マニュ』の販売はどこかの店鋪に引き継がれることになると思いますが、判明ししだい紹介します。

紹介 フィルム作品の長期保存法(2004.5.12)

よくメールで来る質問に「8ミリ作品をどう保管すればいいのですか?」というのがあります。「風通しのいい所に置いておきましょう。あと直射日光が当たらないように」と超簡単に答えているのですが、世の中には神経質な人がたくさんいて「温度は?湿度は?」と気になってしかたないようです。そういう人には野菜保存用の簡易真空パックを使ったらいいのでは、とアドバイスしていますが自分では面倒なので棚に置いてあるだけで特に変わったことはしていません。さて、この「家庭におけるフィルム保存の手びき」は懇切丁寧で、どちらかというとフィルムコレクター用という感じがしないもないのですが、気になる人には参考になる記述も多くあるはずですのでここで紹介することにします。なお、この親サイト「映画保存研究会Sticky Films」にもなかなか興味深い記事やリンクがあります。

「家庭におけるフィルム保存の手引き」

訂正 ヴューワー用ランプはバイク用品店で(2003.11.17)

『8マニュ』発行直後に「ヴューワー用のランプはバイク用のを流用できる」という情報はいただいていたのですが、ホームセンターに行ってみたところ、同型のランプは12Vか24Vのものしかなく「車やバイクのバッテリーは12Vと24Vしかない」との思い込みから2001.3.16のような記述になったわけです(以上、言い訳)。
このたび再度、情報をいただいたので調べてみました。オートバックスやイエローハットには置いていませんが、小糸製作所のもの(型番3-02)が1週間ぐらいで取り寄せできるそうです。2コ1組で310円。
車でなくバイクか、と気づいてバイク用品が揃っているドライバースタンドに行ったところ、ありました。M&Hマツシマというメーカーのもの(型番5008)で、これは1個売りで180円。要するにホームセンターでも車用品店でもなく、バイク店に直行すればいいということがわかりました。

情報 ネットで無料で見れる映像作品(2003.10.

すでに2ちゃんねる映画板の8ミリスレッドの基本リンクに入って久しいものだが、こちらのサイトでは紹介していなかったので紹介しておきましょう。
openArt
BroadStar
インターネットテレビ局SSP-TV
Movin' Picture Project
それぞれ収録基準や再生アプリケーションはさまざまですが、これも映像作品の公開方法のひとつとして勢力を増強させているぞ、ということです。

100円ショップ活用術(2003.8.26)

100円ショップで売っているもので、8ミリなど自主製作映画の撮影に使えるものはどんなものがあるかを考えてみました。
1 繰り返し使える乾燥剤…レンジでチンすれば繰り返し使えるらしい。作品のケースに入れて定期的にチンすればいい。「カメラ用」って表記あり。
2 木製のピンチ(洗濯ばさみ)…照明のライトの前にトレペや黒紙を固定するのに使う。プラスチックだと溶けてしまうので、プロは金属製のを使ってたりするんだけど、高い! 今回、ダイソーで発見した木製ピンチはなんと36個入り。
3 8ミリカメラの標準駆動電池である単3。最近見たのは10コパック。安い!
4 同じく電池だけど、露光用にボタン電池が必要なカメラで、代用として使えるLR44が2個パックで売ってる。
5 A4のファイルケースには600ftリールが収まる。同じくB5には400ftリールが。さらにダイソーで売ってた「MDダブルケール」というMD4枚を収納するものには50ftリール2つを入れるのにぴったり。
6 ホワイトボード。自主製作で記録ボードを写すことが必要だとは思えないけど、ロールあたまのナンバーとか、カメラやフィルムテストの時のデータ表示には使える。
7 方位磁石。太陽の運行方向を知るためには必要。オイル入りのものが売られている。
8 小筆…『8マニュ』にも書いてあることだが、ZC1000とZ800のためのバルブ撮影クランクを、この小筆でつくることができる。
9 パスタケース…編集用に50ftリールを十数個はほこりがつかない状態でキープしておきたいもの。その用途に使える。
10 つっぱり棒…照明をとりつけるのに使える。
11 メジャー…なんと10メートル計測できるものまで売られている。
12 花火…弾着を自作する際の火薬入手に使える。
13 アルミ流し台シート…60cmk×90cmなんでレフ板がわりに使える。
14 ゴム手袋…編集の時に使える。4枚入り。
15 レンズクリーナー…そのまんまの使い道で。
16 ほこりモップ…これもそのまんまですな。編集前のお掃除に。

補足 簡易テレシネの方法(2003.6.26)

月刊『ビデオサロン』2003年7月号で8ミリ簡易テレシネの方法が小特集されている。それを読みながら、いくつか『8マニュ』の当該部分で3点ほど補足しておくべきだと気がついた。
●映写機を微速度調整しながら、テレビでモニターしてフリッカーの消える速度にする部分で、その作業の前に、映写機を10分ぐらいは回しておくこと。これは、映写機のモーターの回転数を安定させるために必要な作業だ。メカニズムが暖まっていないうちに速度調整してしまうと、後で微妙に変化してしまう可能性がある。
●音声は映写機側からライン出力したものを、抵抗入りのコードでカメラ側のマイク入力に入れる。「8マニュ」ではカメラは映像信号を出力するだけのものとして書かれているが、昨今のDVカメラはほとんどマイク入力端子がついている。ならば直接カメラで映像と音声をまとめて録画してしまえばいい。「抵抗入りコード」は大きめの家電屋で売っている。箱の表示で、一方に「マイク入力」と書いてあるもの。たいていはミニプラグ(モノラル)であるので、映写機の出力プラグの形状に合った変換プラグと、カメラ側のマイク入力に合わせてミニプラグ(モノラル)→ミニプラグ(ステレオ)の変換プラグが必要だろう。
●この『ビデオサロン』の記事にも、映写するのは白いケント紙でよいと書いてあるが、ケント紙よりもインクジェットプリンター印刷用紙の方が白の度合いが強いので、より好都合であるとのこと。

注意 マグネの剥がれるフィルムクリーナー(2003.6.1)

ユウ・スタジオ製の「フィルムクリーナー F-1」という製品を使用すると、塗布された磁気録音帯が剥がれてしまうそうです。8ミリユーザーは厳重注意してください(もちろんサイレント仕上げにしている人などは被害はありません)。磁気録音帯が剥がれてしまうと、現状では修復がきわめて困難です。

訂正 使えるスプライサーにフジ製品を追加(2002.9.26)

盲点であり、単純なミスでもありました。『8マニュ』の記載では「現在使えるものはLPL製品だけ」というふうに記述してありますが、訂正します。「フジカ・スプライサー・デラックス」も同じロールテープが使用可能でした。

Q 個人レベルでのキネコは不可能か?(2002.6.21)
A
キネコというのは、ビデオで撮ったものをフィルムにすること。テレシネとは逆のファーマット変換です。個人レベルでするなら、テレビモニターをムービーカメラで再撮影するしかないでしょう。8ミリでやる場合、RT200を使うと青っぽくなるので、モニターの輝度調整でできるだけ明るくして、R25で撮影するのがいいかと思います。フリッカーは当然ながら発生します。

Q 簡易テレシネで画角がぴったり合わないのはなぜ?(2001.8.20)
A
それはフィルムとビデオで、縦横の比率がちょっとだけ異なるからです。
フィルムの方のスタンダードサイズは1:1.38。
ビデオ、つまりテレビの方は1:1.33。このわずかな違いが、簡易テレシネの時に判明して、
ちょとばかり「なんなのよ!」という気分にさせるのです。
専門用語で、この縦横比率をアスペクト比と言います。

情報 ヒカリカメラ八重洲口店閉店(2001.5.5)

かつては8ミリ機材やアタッチメントがひととおり揃う店として名を馳せ、『小型映画』終刊の後も「ヒカリ8ミリ瓦版」という小冊子を発行していたヒカリカメラ八重洲口店が閉店したとのこと。業務は松戸店へ引き継がれるようだが、なんだかまたひとつ、8ミリにゆかりの深い場所がなくなるというのは寂しい気分です。

情報 ヴューワーランプの緊急代替方法(2001.3.16)

頻繁に切れるものではないから、いざ切れた時に困るヴューワーのランプ。予備を常時キープしておけば問題はないはずだが、切れてから予備がなかったことに気づく。しかも明日が上映日だったりして。このような場合、ホームセンターなどで売っている、バイクのウインカー用のランプでかろうじて代用できるという情報が寄せられた。マッチするボルトは6Vだが、これは12Vとかなり無理があるが、形状は一緒。試してみたところ、きわめて暗いながらランプは点灯し、緊急用としてなら使えるという結論に達した。2コ組みで230円だった。

補足 ビデオを使って音声を出す方法(2001.2.18)

方法というより提案。冊子の初版ではローランドのハードディスクレコーダーを同期させる方法について記述したが、それではあまりにコストがかってしまう。完全に同期できる方法ではないが、このような方法はどうだろう。
まず、編集が終わったフィルムを簡易テレシネする。このビデオテープに音をアフレコで入れる。最近はDVデッキも手ごろな価格になり、DVの音のスペックはCD並みの品質だ。これを使わないテはない。むろん、アフレコのできるデッキが入手できる環境は人それぞれだから、S-VHSやHi8のデッキでもかまわない。
それで、上映の時、ビデオの方の画像をモニターなどで確認しながら、映写機の速度調整をしてスクリーンに映し出される映像と合わせればいい。音はもちろんデッキからアンプにつなぐわけ。完全なリップシンクロ(役者の唇の動きにきちんと台詞音声が合っていること)は無理だが、音質は向上するし、なにより気になるフィルムのつなぎ目での音途切れやノイズを追放することができる。
スーパー8ユーザーの人は、無理にマグネコーティングをするよりも、この方法をオススメしたい。

Q ムエン通信WebSiteで動画配信が始まりましたが、ここで超早送りしている動画は、どのようにして作成したのか教えてください。(2001.1.9)

A 使ったのはビクターのビデオデッキにだいたいは入っている「タイムスキャン」の機能。アップした動画はもとが8ミリなのだが、それはすべてS-VHSにテレシネしてある。これを「タイムスキャン」で5倍速再生して、ダビング。それをさらに5倍速再生してまたダビング。またさらに3倍速再生してダビング。これはアナログダビングなので、画質はどんどん落ちていくが、どのみちWebムービーとして書き出す時に圧縮されるので考慮しない。そうしてできたS-VHSの超早送り映像を、まずDVにダビング。それをパソコンで取込む。Webムービーで書き出して、サーバにアップ。以上。

情報/補足 簡易テレシネについて(2000.12.20)

●冊子(初版)のP64では「シャッタースピードはもっとも遅く」と書きましたが、札幌の吉雄さんからの指摘によれば、1/30が最適だそうです。それより遅いと、ビデオのフレームの中で画像がだぶったような状態になり、ノンリニア編集の時に困るということでした。

●もひとつ、ホワイトバランス設定について補足しておきます。P63で「フイルムをかけずに映写して、ビデオカメラのホワイトバランスを設定するのが正しいのだろうけど」などと書いてしまいましたが、これは正しくありません。これでは、ハロゲンランプの色温度に合うだけで、じつはフイルムのベース部分の色を無視することになってしまいます。だからうまくいかないわけです。冊子の中で書いたように、オートが相対的にはいい結果を出すようですが、ホワイトバランスを調整して、納得できる色になるまでいろいろと試してみるのが正解でしょう。ただし、業務用ではないカメラもテレビも、メーカーによって独自のチューニングが施されているので、なるべく事前に各種の設定をニュートラルにすることが必要でしょう。

Q 照明のことを簡単でいいので教えて下さい

A 照明のランプはカメラ用品なのでなくなることはないでしょう。必要なのはランプとそのソケットホルダーでしょう。最低でも2灯は使いたいのでそれぞれ2つずつ。色温度は、白熱球にはRT200が合っていて、青いカラー電球にR25が合っています。また、撮影条件によってはドラムリールが必要になるかと思われます。これは15から30メートルの延長コードであって、工事現場などでよく見かけるものですが、だからといって工事現場から盗んで来てはいけません。ドラムリールはコードを巻いたままだと発熱してやがて発火する危険があるので、面倒でも全部出して使いましょう。
さらに廃墟のように電源がない場所での撮影では、バッテリーライト、通称バッテラが必要になるかもしれません。これは多種多様なものが製品としてあります。明るく、長時間使えるものほど高額になります。

Q フィルムの保管には適度な湿気も必要だと聞いたが?

A それは燃えるようなフィルムの時代の話だと思います。現在の不燃性フィルムでは湿気は不必要。

Q ダブルランスーパー8というのがあるそうですが

A ありました。それ用のカメラがいまだに中古で並んだりもしています。これはダブル8と同じように、16ミリフィルムを使う方式です。ただしフィルム送り穴はスーパー8のサイズで開けられています。現状ではフィルムの入手はスーパー8以上に困難でしょう。

Q 8ミリ映画の上映会を開催しようと思うのですが、作家へのフィルムレンタル料はどのくらい払ったらいいでしょうか?

A 作家によっては料金を決めている人もあるでしょうし、上映してくれるならレンタル料などいらないという作家もいるでしょう。どちらにしても主催者側の熱意と誠実な対応が必須条件です。ラ・カメラでの上映の場合、入場料からチラシ印刷代とDM切手代を引いて、残りの半分を作家に、半分を場所代としてラ・カメラに入れるという方式をとっていました。