スーパー8の海外現像




 スーパー8のフィルムの代名詞ともいうべき存在だったコダクローム40は生産は終了した。現在、カラーのスーパー8フィルムは、エクタクローム64Tのみ提供されている。カメラ店などでスーパー8フィルムを現像に出すと、現像料金は税込み2650円かかる。いっぽう海外のラボに個人で発注すれば9ドル+郵送経費で済むので、5本程度まとめて出せば経費的には同等になる。ただし、往路復路での事故(行方不明)の危険性はある。

【1】本項目で扱うスーパー8フィルム
●エクタクローム64T
●プラス-X(白黒:ASA40)
●トライ-X(白黒:ASA200)

【2】おおまかな流れ
〔1〕まずはクレジットカードを
 海外現像する際には日本のお金は使えない。国際郵便為替というテもあるが、効率と手数料の安さを考えればクレジットカードを利用すべきだろう。クレジットカードは通常「年会費」と呼ばれる料金がかかるが、中にはこの料金が無料のものがある。また、手元に届くまでには2〜3週間かかる事が多いが、中には2〜3日で届くものもある。年会費が無料で、時間がかからず発行されるものとして利用者が多いのはセゾンカードだろう。このカードは池袋の支店などで最短当日に発行される。国内ではJCBという種類のカードが大多数だが、現像にはVISAやMasterCardという種類でないといけない。
〔2〕発送は国際スピード郵便(EMS)で
 海外にものを送るのにはいくつもの方法がある。よく使われる航空便をはじめ、安いけれど時間のかかる船便なと多種多様だ。そんななかでオススメしたいのは国際スピード郵便(EMS)である。国際郵便の速達扱いのようなものだ。この場合、スーパー8フィルムを郵便局から出して、約10日で自宅に現像済みフィルムが戻ってきた。白黒の場合は最短5日というケースもあった。これでは国内で現像しているシングル8よりも早いではないか!
 国際スピード郵便(EMS)をオススメするもうひとつの理由は、発送先まで届いたかどうかの調査がインターネットでできるようになっていることだ。アクセス先は、
http://www.post.japanpost.jp/
 ここで差出しの際の伝票「国際スピード郵便物受領証」に記載されている「郵便物番号」を「EMS番号」として入力すればいい。携帯電話の簡易インターネット機能からも参照可能だ。
 ちなみにこの伝票は損害賠償請求する時にも必要なので、フィルムが返ってくるまでは必ず保管しておこう。
〔3〕クレジット決済の明細
 現地にて支払いが済んだら、クレジットカード会社にその情報が入る。インターネットで明細が見られる場合は、明細の有無で現像が終わったかどうかが判断できる。明細には次のような記載がなされるようだ。
 K-14Moviesは「DWAYNES PHOTOSERVICE/PARSONS」(現像と送料は別々のため、明細は2つ出る)
 PAC LABは「PAC LAB INC/212-505-7797」(送料と現像料は一括請求)
*なお、どちらの現像所も支払いの日に現地から発送される模様。
 クレジットカードを使って支払った現像料・送料は後日カード会社から請求が来る。その時は日本の円貨に換算した金額であり、VISAの場合、1.63%の為替手数料が加算されている。しかしそれ以上の手数料がかかることはないので安心されたい。

【3】現像所
 エクタクローム64Tの場合は、
Dwayne's Photo
 415S. 32nd St. P.O. Box 274 Parsons KS 67357 U.S.A.
http://www.k14movies.com/
以前はコダクローム40のオススメ現像所だったが、エクタクローム64Tも扱っている。オーダーフォーム(注文票)はホームページからダウンロードすること。
プラスX/トライXの場合は、
PAC LAB Inc.
 37 East 1st Street New York NY 10003 U.S.A.
 http://www.pac-lab.com/
上記2つの現像所以外にも、8ミリ専門店シネヴィスのホームページを見るといろいろなミニラボが紹介されている。

http://www.cinevis8-16.com/1file/2file/3file/film/film_lablist.html

【4】国際スピード郵便伝票への記入
 書類用でなく物品用の伝票を使う。差出人の氏名住所電話と、届け先住所国名(アメリカ)電話については問題ないだろう。「内容品の詳細な記載」は「フィルム」でOK。「個数」は注文するロール数を。「正味重量」は1ロールが62グラムなので、その倍数で。「価格」はフィルムの定価×本数を記入すればいい。「原産国」はアメリカと書けばいい。なお、国際スピード郵便はポストに投函できないので、かならず郵便局窓口で出すこと。